2013年7月29日月曜日

みどり人『女の作るものなんてダメだね』

やあ、みんな。まあちゃんだよ。

今日も芝居見物に出掛けたよ。
神楽坂近くにあるパフォーミングギャラリー&カフェ『絵空箱』、来るのは2回目。前回来たときは、四角い舞台を客席がぐるっと囲む形だった。
今日行ったら、ちゃんと舞台と客席になってたよ。へえ、こんなふうにもできるんだ。

ドリンクつきなので、ビールを注文。なんて名前だっけかな。忘れた。フルーティーな味わいのビール。それを開演前に飲み干しました。眠くなりませんように。

上演のほうはというと。男と女の関係についてのいくつかのパターンを編み込んだ物語。

婚約者の無神経な言葉に起こって、飛び出してきたお姉さん。
都会で一人暮らしでアルバイトしている妹。
スーパーの店長は、店の万引きGメンの女の子に惚れてるけど、
その娘は店の従業員と不倫関係。
その従業員の奥様は、ルミネの洋服店で働いていて。
その洋服店の店長は、男ひでりが続いていて。
もう一人、洋品店で働いている馬鹿っぽい女の子と同棲している男は、
スーパーで万引きしてとっ捕まってしまう。
もう一人ぶつぶつ何か呟きながら街を歩いている不審な男。
と、こんなふうに書いても意味ないよね。ごめん。

それぞれの事件に誰かがちょっとずつ関係していて、、、。
ああ、なんか、うまく言えない。

最後の、たこ焼き屋のヨボヨボのおじさんの話はなんだったんだろう。
どうでもいいんだけどね。

疲れた。もう、寝る。


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上演全体についての感想はというと、この芝居はとっても頭のいいクラスの優等生的な女子が作った芝居、という感じがした。
それがいいのか、悪いのか。わからないんだけどね。でもなんとなく物足りない気がしないではなし。

田舎から出てきて東京の風物に驚いたり感心したりするお姉さんが、いい味でした。

2013年7月28日日曜日

二人芝居『テテントチチト』

やあ、みんな。まあちゃんだよ。

今日は中野のスタジオあくとれに行ってきたよ。テテントチチト。不思議なタイトルだよね。なんだろうなと思ってたよ。
テとチが一個ずつ多いんだな。『天と地と』みたいな。どっかの大河ドラマみたいな感じになるね。それをなんとなく照れ隠しに『テテントチチト』にしたのかなあ。結局、よくわかんないんだけどね。

天国と地獄ってことなんだけど、ぴんとこないなあ、あの芝居のタイトルとしては。

お話的には、ブラックジャックとドクターキリコを連想させました。
医者なんだけど、手術を担当して病気をなおしたのに、交通事故で死んじゃうみたいなエピソードがあって。

照明がよかったよ。舞台の中央だけを照らす感じがよかった。

二人芝居ってやっぱりいいよね。緊張感があって。だって二人しかいないからさ。各々見る相手が一人しかいないんだから。集中力は高まるよ。

ただ物語が最初のところにとどまったままで、回り出さなかったのが残念。

隅田川花火大会2013

昨日は、隅田川花火大会。この日は毎年、浅草に住んでる友達の家にいって昼過ぎから飲んでるのであった。そして夜になると、マンションの屋上で花火見物

東京湾花火大会なんかは、中止になることが多いけど、隅田川花火大会はそういうことがまったくなく。すごくいい日を選んでるなあと思っていたら。
昨日は大変なことになってました。

打ち上げが始まる直前に雷雨ゲリラ豪雨に。地上からは悲鳴なんかも聞こえてました。雷鳴と悲鳴が入り混じる。
けれども、ぼくらはあんまり気にもせず、始まるまでのんびり飲んでましたのだ。

そして。そろそろ始まるかなと思った頃に、部屋を出て、屋上に向かったんだけど。
出てみるとすごい雨!風!とても花火見物できる状況ではありませんでした。
それでも花火が上がってるから、階段の踊場で観てました。
でもその花火も10分くらいで上がらなくなった。
屋上で飲み食いしてた人たちが、ずぶ濡れになって降りてくる。たのし~

すこし待ったが、やっぱり上がらず。どうやら終了した模様。
部屋に戻ると、第一会場の花火をテレビ中継をしてた。でも、それも30分ぐらいで終了。

後でニュースを観ると、隅田川花火大会が中止になるのは、史上初だということで。

今年の夏は、へんな天気だなあ。

演劇ユニットG.com 『聯綿(レンメン)』

やあ、みんな。まあちゃんだよ。

金曜日に観に行ったよ、『聯綿(レンメン)』っていう芝居。なんだろう、聯綿って。連綿と続く、の連綿だよね。それの難しい漢字?よくわかんないけど。

芝居もよくわかんなかったよ。結構都合のいい設定になっていて。
「今日のお昼なに食べる?」
「カツ丼」
で、カツ丼をテンに向かってお願いすると、勝手に出てくる設定らしい。

それから崖をロープで三日三晩かけて降りて行くんだけど、帰り方がわからなくて、どうしようと困っていると、なんとエレベーター発見!上まで簡単に帰ることができましたとさ。

長老役のお母さんは、杖を持っていて、その杖から、なんか、わかんないけど、光線みたいなのが出るらしくて。それが破壊力満点で、森のなかの人間の大きさぐらいの虫を次々に殺していくっていう。

アメフラシっていってたけど、あの森のなかの虫。なんだろうな、あれ。ハヤオの影響?森って言うと、ああいう虫が登場する。でも虫の役割もよくわからなかった。
最後、長老のお母さんはその虫達に食べられてしまうらしいんだけど、なんでだろう、それもよくわからない。

とにかく思いついた意味ありげなシーンを繋ぎ合わせたみたいな芝居でした。

最後に男と女がまっぱになって抱き合う。まっぱになるなんて勇気あるなあ、この芝居に掛けてるのかなあとも思うけど、その半面、なんとなく中途半端さも感じる。
まっぱになるんだったら、まっぱになるんで、照明を暗めなんかにしないで、明るいところで思いっきり跳ねまわったりなんかして欲しかったな。
恥ずかしいんだか、恥ずかしくないんだか、よくわからなかったよ。ぎゃくにこっちは恥ずかしかった。


上演が始まってすこししてから、遅れてきた客が一斉に入ってきたんだけど、あのときはびっくりしたよ。演出の一部かと思ったくらい。
きっと遅れてきた客は外で待たせておいて、最初のシーンが落ち着いたところで、入れるつもりだったんだろうけど。舞台のまんなかで女優がまだ叫び終えていないうちに入ってきたもんだから、なんかもうどうでもいい感じになってしまって、演技していた女優さんも可哀想でした。


でもあのときが正直いちばん面白かった。
遅れてきたんだから、奥から詰めりゃいいものを、先頭のおばさんが真ん中の席にどんと座って。それで後ろの人達はあたふたして。後から入ってきたのっぽの兄ちゃんは、遠慮のひとつもなく堂々と舞台を横切って行くしで。眼を奪われました。これこそ演劇的だなと。

最前列に座ったはずなのに、遅れてきた図体の大きな兄さんが前に座って、視界を大きく遮られたときには、不条理も感じることができたよ。
これこそ不条理演劇!

ほんとの芝居のほうは、まったくわからなかった。
辛い2時間でした。

2013年7月27日土曜日

公益社団法人日本劇団協議会 『虚人の世界』

やあ、みんな。まあちゃんだよ。芝居見物は、一週間ぶりのご無沙汰~という感じかな。中野MOMOまで行って参りました。
中野MOMOは4月に舞台に立った思い出の劇場。劇場の前に立って、そのときのことをしみじみと思い出していました、なんてことはなかったですが、、、。

日本劇団協議会。初めて聞く名前でした。日本の演劇人を育てる、みたいなことをやってるらしい。

脚本の川津羊太郎さんもその育成対象者ということになってるらしい。へえ~。

演出のほうはワンツーワークスの古城十忍さん。だから、劇場に行くまでワンツーワークスの公演として認識してました。でも公益社団法人日本劇団協議会なんだってさ。へえ~。

脚本は実験的でした。

よくありますよね。観客に向かって、登場人物が説明すること。前置きなんかでさ。状況説明したりする。 『虚人の世界』もそういう出だして。
で、いつまで続くのかなあと思ってたら、最後まで続いてました。説明が。

誰かが台詞をいうと、別の誰かが「と、言いました」なんて続ける。どうしてだろう。「と、言いました」は不要だろう。だって、その人がもう言ってるのはもうわかってるんだから、「と、言いました」は余計では。観ていてずっと、冗長だなあと。


観客を巻き込むのではなくて、観客と対決する芝居。
だから誰にも感情移入できなくて。主人公の男に対しても。

でも唯一そうではない箇所がひとつ。
妻がドライバーを示して、これで眼をつぶしなさいよっていう場面。全体のなかでもクライマックスと言ってもいい場面。

なんかいやな場面でした。ドライバーで眼をつぶすなんてねえ。ぼくがチキンハートっていうのもあるかもしれませんが。
それに急に眼をつぶせと言い始めた妻にも違和感ものすごく感じるし、それを言われたとおりに実行しようとする男にも、違和感あるし、気持ち悪いし。いたたまれない気分に。

それにマイナスのドライバーと虚数を無理やり関連させようとしていたのも、どうも。感心しませんでした。

二度は観たくない芝居でした。

2013年7月22日月曜日

銀河万丈 読み語り「ごんべん」

昨日は。
朗読会に行ってきたよ。渋谷駅から十分くらいかなあ、さくらんぼっていう普段は喫茶店? 夜はバーみたない?的な場所。
代々木八幡からのほうが近いようだけど。渋谷から歩きました。健康のためにね。うそ。電車賃がもったいなくて。

「ごんべん」は昨日ので130回めだそうだ。月一ぐらいで朗読会をやってて。ということは、もう十年以上か。素晴らしい。継続はチカラですね。見習わねば。

昨日の演目は、以下のとおり。

東海林さだお「もろきゅうの風格」
東海林さだお「缶詰フルコースの宴」
藤谷治「いなかのせんきょ」(第八回目)

休憩10分はさんで、

藤沢周平「小さな橋で」

夕方の四時から始まって、終わったのが六時だから、2時間。朗読を楽しみました。
さすが声優、ナレーションのプロ。朗読もめちゃくちゃ上手で、魅力的です。
見習うところ多数。

客席には、銀様ファンとでもいうような女性たちも。羨ましい。

2013年7月19日金曜日

天幕旅団 『波よせて、果てなき僕らの宝島(ネバーランド)』

やあ、みんな。まあちゃんだよ。

昨日は中野のザ・ポケットっていう劇場に行ったよ。他の劇場に行くために、何度か前を通ったことはある。でも、入るのは初めてなのだ。
あの辺にある劇場では、いちばん広いのかな。

天幕旅団は、前回の『弔いの鐘は祝祭(カーニバル)の如く』ってのを初観劇して、途中でぼろぼろ泣いてしまったのであります。
今回もそういうのを期待したけど、期待は裏切られたよ。ぼろぼろ泣くってことはなかった。
でも楽しいダークファンタジーというか。こういうのも有りかなあと。

ティンカーベルがキャプテンフックに殺されて。ピーターパンも殺されてしまう。でもピーターパンは死ぬ直前に、キャプテンフックに呪いを掛けたのだった。
その呪いのために、ネバーランドは陰鬱な島に。

そこへ『宝島』よろしくジョンシルバーやジムがやってきて、一波乱あるっていう展開。

あ、ごめん、続きはまた書く(かも)。

2013年7月15日月曜日

そびえたつ俺たち 『うちの妹の学校には野球部がない!』

日曜日の夜。新宿ミラクル・シアター。

夕立というか、ゲリラ豪雨というか、ひどい土砂降りで。開演に間に合わないかもしれないかもと。
でも開演20分ぐらい前には弱まってくれて。劇場に足を運ぶことができました。

妹がね、高校に野球部を作って、兄さんの夢を叶えようって話でした。
ネタ明かしのところで、なんだっけあのアニメ、ああ、涼宮ハルヒみたいになってました。確かに妹にはハルヒ的な強さがありましたね。
ということは魔法少女まどか☆マギカにも似てるということか。確かに似てました。テイストは全然違うけど。

冒頭に高校生たちが部室でマージャンを始めるんだけど、これから始まる芝居の面白さを予感させる感じで。
一目惚れで恋に堕ちるシーンが、ヨカタ。
最後に、打球を無口な兄ちゃんが飛んでキャッチして、それからダイレクト返球するシーンも。
パンティー泥棒あんちゃんの独演も。
いろいろと楽しめました。バラエティーショー。
客席が窮屈なのがちょっとあれでしたけど。

アマヤドリ 『幸せはいつも小さくて東京はそれよりも大きい』

やあ、みんな。まあちゃんだよ。

昨日は疲れた。ゲリラ豪雨に初遭遇したためかなあ。家に帰って、すぐに眠たくなって寝た。暑かったから窓を全開にして寝てたら、明け方寒くて眼が覚めた。
難しい季節だな。

今日は夜、池袋のスタジオ空洞に行ったよ。2回目だ。前回はなんだっけかな。もう忘れてる。あ、仮面ライダーの企画会議のやつだ。

今日のは「監禁」のお話だったよ。でもほんとに「監禁」のお話だったのかな。

以下は、ぼくが自分の考えをまとめるために書く文章です。何か書いているうちに、考えがまとまればいいなと。ということは、いまはまだまとまっていないということです。うまくまとまればいいな。でも、期待通りに物事が進行するとは限らない。人生はままならないもの。
うまくまとまるかもしれないし、うまくまとまらないかもしれないし。
どっちでもいいけど、でもうまくまとまるなら、うまくまとまったほうが断然いいわけで。まとまらなくてもいいや、みたいな思ってるように見えるけど、でも実はうまくまとまらなかったら、それはそれでショックかもしれないから、うまくまとまるように努力はしてみよう。でもそれがうまくまとまるという保証にはならない、、、というふうにごちゃごちゃ書いてることが、すでに失敗を予見させるようでもいて。ま、そういうわけです。

ルームシェアして暮らしている三人の男女。

そのうちの一人(星野)が、監禁から逃げ出してきたという女性(三谷)を助ける。すぐに警察に連絡すべきだったんだけど、忙しくて、たまたま帰ってきたもう一人(小田)に任せる。
ところが、どうしたことか、小田も警察には連絡せず。自分の部屋に住まわせることにする。
もう一人の同居人(仁村、女性)は、同居に反対するが、多数決で、同居オーケーに。

三谷はずっと小田の部屋で暮らしている。一歩も家から出ない。窓の近くにずっと座って、いろいろな物音に耳を澄ましている。
三谷の携帯には、三谷を監禁していた男からの電話が。出せ、出さない、出ない、みたいな言い争いが。

そのうち小田は三谷のことが心配になって、会社も辞めて、ずっと家に一緒にいるようになる。
ある日、同居人同士で言い争いの事件が。そして亀裂。

翌日、三谷は家を出て行く。出て行き方が変だった。キーンって叫びながら。

仁村が家を出て、そのうち星野も。小田は一人になる。

三谷は小田の携帯を持って行っていった。
小田は、三谷が残していった携帯に電話。すると男が出る。
小田「くみこを出せ」
男「出たくないって」
小田「あんた誰?」
男「誰でもいいだろう」
みたいな会話が。
冒頭に小田が電話で交わした会話が、今度は小田の立場を入れ替えて続く。

おわり。

いや、なんか、ちょっと違うように思うけど、ニュアンスが、うまく表現できなくて。とほほ。


そういえば、男の部屋を転々とする女っているのかな。いるんだろうなあ。食事とか住むとことか、面倒みてもらって。そしたら楽だもんね。
でも三谷ってそういう女なのかな。

小田のほうは、そんな女と関わってしまったために、友達も仕事もなくした、ということなのかなあ。三谷にこだわるってのは、精神症だよね。

NICEPLAN 『an act lesson』

やあ、みんな。まあちゃんだよ。

パフォーミングギャラリー&カフェ『絵空箱』か。カフェバーみたいなんだけど、舞台があって、照明もつるしちゃって。芝居もできるっていう。
何かの飲まなきゃならないってことで。ビール頼んだよ。暑かったから。でもそれ飲んだせいかな。なんかあとから疲れたのは。

上演のほうはというと、答えのないクイズみたいな芝居だったよ。答えは自分で考えてください、みたいな。でも考えようがないよな。ヒントらしきものもなくて。

最終選考に残った4人の女優がいて、みんなでお話するのが最終オーディション。女性特有の、と感じられるいやな雰囲気の会話が続く。こういうのひくわあ、やだなあと思いつつ。

4人にはそれぞれ秘密の台詞が与えられていて、それを各々が会話のなかで以下に自然に言うかがテストの内容らしい。
でも観客には、その台詞は知らされず。どんな芝居のオーディションなのかも知らされず。

上演後、アンケートを観ると。
「どの台詞が与えられた台詞だと思いましたか」
そんなのわかんないよ。印象的な台詞もなくて。いった台詞なんてほとんど覚えてない。

「だれが合格したと思いますか」
そんなのわかんないよ。どんな芝居のオーディションなのかもわからず、どんな台詞を与えられていて、それをどんなふうに言ったのかもわからないのに。
判断のしようがないような気が。

4人の会話がもっぱら演技とか芝居とかそういう関係の話題ばっかりで。もっと違う話も聞きたかったな。

2013年7月14日日曜日

演劇集団Team-Jishin 「Double 」

TeamJishinは若い演劇集団で、ぼくは過去にワークショップに参加したことがあるよ。
彼らがなにかやるというので観に行きました、せんがわ劇場。

せんがわ劇場といえば、舞台技術ワークショップで何度も通った劇場ではありませんか。あそこはほんとに観やすくてイイ劇場だよな。もっと近ければいうことなしだな。

今回の上演はふたつに分かれているということで。
土曜日に両方観ました。

まずは15:30 からの裏Jishin「Double 『ありがとう』」。

小説家を目指す若者。とその友人たち。経済的にも環境的にもいろいろと苦労してます。
で、小説家として大成したあとの、エピソードなんかも出てきます。
両者が交互に出てきて。
最後、どんなふうにつながっていくのかなあという興味でひっぱっていきましす。
若いころの話は、全員が下の名前で呼ばれ、大成後は苗字で呼ばれる。
だから小説家以外は、だれがだれなのかわからない。でもあるときふっと、あ、こっちのこの人はあっちのあの人だったんだあとわかる。面白い趣向でした。

途中、編集者との面接で緊張する主人公が、「人」という字をてのひらに三回書いてそれを飲み込んでから、「あー、意味のないことした!」っていうシーンがある。
それが若い時のことなんだけど、大成後の回想シーンで出てきて、なぜかうるっとさせられました。もうさ、歳をとると、涙もろいというか。
いい芝居でした。

次、19:00 からは表Jishin「Double 想いのカタチ」。

本音を語るもう一人の自分が現れて。なんか困ったことに。みたいな物語。そのもうひとりの自分をダブルと呼んでた。
でも芝居の構成も、過去と現在とが交互に語られていました。


2013年7月11日木曜日

ハイリンド 『ヴェローナの二紳士』

吉祥寺シアター。

つい最近も来たな、吉祥寺シアター。あれは六番シードの『交渉人』、じゃなくて『Call me,Call you』だっけかな。

『ヴェローナの二紳士』を書いたのは、二十台後半のシェークスピアらしい。
そういえばどっかで聞いたことある掛け合いだなあとか、この設定はどっかで観たなあという気がした。その後のシェークスピア演劇の萌芽がそこにはあるということなんですね。
そういう意味で、『ヴェローナの二紳士』を観られたのは、貴重な体験でした。

でも上演自体は退屈なシーンが多かったです。
主に演技とか台詞の吐き方の問題かと。いかにもシェークスピア劇的な動きと話し方。表面的に感じました。段取りがあるだけ。
舞台上で何かが起こっているようには観えませんでした。

大袈裟に演じすぎ。ミュージカルじゃないんだから。

シェークスピアでいえば、最近観たのですが、東京乾電池の『夏の夜の夢』が最高に面白かったです。
俳優が演じているっていう感じがなくて。ただ舞台上で遊んでいるっていう感じでした。
いいなあ、遊んでるって。ぼくも遊べるようになりたい。

ハイバネカナタ 『獏、降る』

やあ、みんな。まあちゃんだよ。

今日は夕方、下北沢に行ってきたよ。なぜかって?お~しえない。うそうそ。お芝居見物だよ。楽園に行ってきたよ。小劇場楽園。すごい名前だな、楽園って。どういう気持でこういうネーミングにしたんだろう。気になる~。うそ。ほんとはどうでもいい。

小劇場楽園の前には『劇』小劇場ってのがあって、今日はそっちではショーGEKIなんとかっていう劇団がやってて、入り口付近で、大声で呼び込みしている。元気があってよろしい。そっちが観たいものだ。
でもこっちの予約してるし~。こっちのほうは呼び込みみたいなのはまったくなし。しーんとしている。静かだ。森のなかにいるみたい。うそです。
しかし静かなことは確か。いやあ寂しいなあ。てくてくてく。

舞台は誰かの書斎のような一室。でも分厚いファイルケースが並んでいたりして。じつは高田馬場にある小さな金融会社。
事情があってそこで金を借りたばっかりに、いろいろと不幸になっていく人たちと巻き添えを食う人たち。
金融会社の社長はそのうち殺されちゃって。でもなんで殺されちゃったの?
いや、わかるけどね。顧客の一人が返せなくなったけど、ちょっと追い詰めすぎたのかなあ。窮鼠猫を噛む。逆襲を受けて殺されちゃった。でも変なんだよな。
「これ、おまえにやるよ」
社長はその顧客に大きなハサミ(ナイフみたいにも見えるやつ)を渡すんだ。そのハサミで社長は殺されちゃうんだな。どういうことなんだろう。死にたい願望があったの?あるいはその凶器で強盗でもしろということだったの?後者なんだよね?きっと。

顧客とそれから従業員に関しては、いろいろと生臭いネタも出てくるんだけど。
こないだ観た『シャッター』と比べてしまったよ。

『シャッター』はさ、劇的なことを避けながら展開させてたんだけど、逆にそれが観客の想像力をくすぐるというか。それが面白かったんだけど。

『獏、降る』のほうは、いろいろとネタを仕込んでて、劇(激)的な展開に持って行くんだけど、それがどうもうそ臭くて。表面的というか。演技もハイテンションだけど、「ハイテンションの振り」みたいにも観えなくもない。どうも胡散臭いんですよね。

演技が表面的で、ずっとおんなじ調子が続くので、退屈しました。俳優がテンションあげればあげるほど、こちらは眠くなるという悪循環。どっかで断ち切ることが出来ればよかったんだけど。

タイトルがどうして『獏、降る』なのかなあ。会社の従業員だったノアっていう女の子が、社長の遺骨を骨壷からばらまく場面がある。ばらまくというか。鬼は外福は内みたいに、骨壷から遺骨の破片を鷲掴みにして、社長を殺した犯人に投げつけるというか。花咲か爺さんを連想させましたけど、あの場面を指しているのかなあ。
獏ってのは夢を食べる動物でしょ?金融会社の社長も他人の夢を食べてそいつを不幸にして自分は潤うっていう生き物で。そいつの骨が降ったっていうことなのかなあ。
文学的ですな。


高田馬場が新宿みたいに発展すればいいっていってたけど、新宿があるんだから、高田馬場はあのままでいいよなあ。無理に発展する必要なし。

2013年7月9日火曜日

なんにもしなかったな的な一日

今日も昨日の気持ちをひきずっていて。

昨日から急にな~んだか気持ちが。やっぱり暑さのせいなのかな。急に暑くなって。身体が対応できなくて、ぼーっとしている、みたいなね。
暑くて、飲むヨーグルトバナナってのを1リットルとマミー1リットル空けてしまった。

でもちょっぴりぐらいやることやったよ。朝は、すぐに頼まれていたムービーの修正をして、アップ。

それから午前中のうちにさっそく昨日修理した自転車に乗って、TUTAYA品川シーサイド店へ。
『鍵泥棒のメソッド』が面白いと教えられて、「ぜひ観ろぜひ観ろ、芝居やってる奴は必見だな」ぐらいの勢いだったので、仕方ない、観ないといつまでも観ろ観ろ言われるからな、早いとこ観とこと。
でもまだ新作なのね。準新作にならないと観ないよ!
ということで、当分後回し。まだ観るものはたくさんあるからね。

でも手ぶらで帰るのもなんだし。
自転車があるので、五反田まで。行きましたよ。嬉しいんだろうなあ、自転車直ったのが。
そんなに嬉しいのかよ、おまえ。うん、嬉しい、てへへ。
五反田のブックオフは久しぶりだな。なんといっても自転車がないと来られないからね。
二冊ばかり購入。

「間違いだらけのアトピー治療」竹原和彦
期待したのとちょっと違った。飛ばし読みでオーケー。

「I-note (演技と劇作の実践ノート)」高橋いさを
古い本だ。2001年初版第一刷発行とある。
劇団ショーマってとこで脚本演出やってる人らしい。残念。観たことありません。でもぱらぱらっとめくった感じでは、いいこと書いてありそうだったので。
しかし。帰宅後、ちらちら読んだけど、面倒くさそう。全部を読むことは多分ないでしょう。
ぱらぱらと気に入ったところだけ。演技について言えば、「俳優のためのハンドブック」だけでいいと思うな。それよりもわかりやすい演技の教科書はまだ見たことない。
とはいえ他の人の言い分もなるべく聞いてみないとね。

わたくし、よっぽど現実逃避したいらしくて。昔遊んでたMIDIキーボードを押し入れからひっぱりだして、弾いたりしている。
ずっと昔に買って一回だけ読んだ『音楽の正体』もひっぱり出してきて読んだ。
それから最近『作曲エクササイズ40』って本も買ってしまった。
インターネットでSoundOneっていう音楽フリーソフトを見つけて、インストール。今日は適当に入力して遊んでしまった。
迷走しているおれ。何やろうとしてるんだ?

なんにもしなかったとはいいつつ、なんかいろいろしている。ただ仕事をしなかったというだけで。
頼むから、明日はちゃんとしてくれよ、おれ。


2013年7月8日月曜日

おれは何をやってるんだろう的な一日

今日はなにもやってない。

朝起きたのが9時くらいで、そのあとぼーっとして。

でもひとつ、重大な案件を処理したことは処理したのである。
自転車がずっとパンクしてて。自分で修理するんだけど、なんかもうチューブがだめらしくて、なんど修理してもすぐにパンク。もう面倒臭くなってながらく放置していたのだ。チューブの交換は自分では荷が重いなあと思っていて。
今日、意を決して近所の自転車屋へ。昔は無愛想だなあと思ってた自転車屋のおっさんも、歳をとってまるくなったようだ。穏やかな感じで会話ができた。
タイヤも磨り減ってるっていうんで、タイヤごと交換してもらった。後輪。よかった、よかった。また自転車でお買い物ができる。不便だったんだよなあ、自転車が使えなくて。
ふう、やれやれ。
そんなんなら、とっとと修理に出せってことですが、なかなか気持ちがそういう方向に行かなくて。

夕方、自転車に乗ってどこにか行きたかったけど。怪しい雲がもくもく出ているし。ニュース観たら、案の定都内でもゲリラ豪雨が。よかった、外に出なくて。

急に暑くなって、やる気がまったく出ないよね。

午後は『ブラス!』っていう映画を観たよ。ハードディスクに撮り貯めておいたやつ。撮った映画観ないと。ハードディスクがぱんぱんになってきた。
『ブラス!』は原題は『Brassed Off』っていうらしい。怒ってるぞ、みたいな意味らしい。邦題の『ブラス!』ってのは、芸がないんだかあるんだかわからないタイトルだね。

閉山が決まった炭鉱の人々。仕事がなくなって、楽団どころじゃないんだけど。最後にひと花咲かせよとばかりに、コンクールに出場する。

決勝戦での演奏が素晴らしいな。聞いて(観て)いると、涙がほろほろと。撮影では、実話の楽団の方々も出演して演奏していたらしい。
盛り上げ方がうまいよなあ。指揮者で楽団のリーダーのダニーが、持病で入院したりして。楽団は一時は解散ということになったけど、、、。

最初のほうでのやりとり。
ばかやろうとかなんとかけなされて、返事。
「ちがう、それ以下だ」って答える。
いいな、これ。盗ませてください。

なんだっけな、あの映画。『ブラス!』を観ながら、昔観た映画を思い出していた。なんだっけな。ミュージカルかなんかの学校のお話で、最初の舞台はなんかみんなばらばらなんだけど、卒業公演ではしっかりそろって魅せていた、みたいな話。でもあの映画は肝心の卒業公演がいまいちで。

それに比べれば『ブラス!』はいいな。途中の演奏なんかもよかったけど、最後の決勝戦での演奏が素晴らしくて。いい映画だ。消すのがもったいない。でも消さないと、テレビについてるハードディスクの空き容量が増えないんだよな。

何もしてないといいつつ、自転車も修理したし、撮りためてた映画もひとつ観ることができたし。よしとするか、、、。


芝居のほうはさ、いままでは勉強だと思って、なんでもかんでも観ることができるものは観たけど、もうそろそろやめようと思って。観たいものだけ観ることにしようかと。もう大体わかった、みたいな。ほんとに観たいものだけ観る。たまには冒険してもいいけど。あんまりしないように。
一週間に一回、多くて二回。それぐらいに抑えないと時間がいくらあっても足りない。とはいえ、今日はぼーっと過ごしてしまったんだけど。

2013年7月5日金曜日

空間製作社「GHETTO/ゲットー」

池袋シアターグリーン BIG TREE THEATER。

『東京オフブロードウェイ』参加作品だって。

オフブロードウェイですか。オフブロードウェイね。オフブロードウェイオフブロードウェイでは、どんな芝居やってるのかしら。一度ぐらい行ってみたいな。
有名だけど、しかしとはいえ、駄作だって上演してるんだろうな。

で、こっちの東京オフブロードウェイのミュージカル『GHETTO/ゲットー』はというと、、、。

ミュージカルは歌が命だと思うけど、魅力的な歌がなかったのが残念。どれも古臭い感じがして。新鮮味がなかった。記憶に残るフレーズみたいなのもなかった。
でも、それは好みの問題だろうからね。
それに時代的に、第二次世界大戦のときなのだから、いまふうの曲を使うのは冒険だよね。でも冒険してほし~。

もうミュージカルは観ないことにしよ。決心は固い。でも決心してもすぐに忘れてまたのこのこ観に行っちゃったりするんだろうな。映画のミュージカルは楽しいのがたくさんあるのに。

ミュージカル特有のあの子供だましみたいな演技もじつは苦手だ。だったら行くなってことですが。子供だましっていうと、言葉きついよね。だから嫌われるんだな。ゴメンナサイ。大袈裟なというか、説明的なというか、わかりやすくしようとしてくれてる親切な演技というか、そういうのはつまらないなあと。


バッカスカッパ第7回公演 「シャッター」

中野HOPEで。今日は二日目だったよ。

説明には「とある小さな街のとある小さな終わりの物語」とある。

トマトもつ煮580円。
何?トマトもつ煮って。食べたことない。なんとなくイメージはできなくはないけど、味は想像できないです。
ケーキの箱、運ぶとき軽そうだった。なかになんにも入ってない感じ。
空き箱?みたいな。


劇的ってなんだろうって考えた。

だって普通芝居を観にいくときに期待する劇的なことは何も起こらなかったから。でもつまらないわけじゃないんだよな。

劇的なことも、じつは起こってないように見えて、舞台上ではじつは起こっていたのだけれども、アンポンタンのぼくには起こってないようにしか見えなかったということなのかもしれない。でも起こってないように見えたとはいっても、何かが起こっていることはアンポンタンのぼくにもわかる。でもそれが劇的かというと、そういうふうには思われなくて、でも劇的といえなくもないような気もしないではない、、、。

ひょっとしたらチェーホフの「かもめ」の初演を観た観客は、こんなふうに何も起こらないことにがっかりしたのかもしれない。だとしたらここでつまらないと言ってしまったら、その観客とおんなじになってしまう。
いやいや、つまらなかったわけではない。というか面白かった。途中一回だけ欠伸しちゃったけど、それはきっと身体の生理現象で、芝居とは無関係だと思われる。
ただ期待していた面白さとは違っていただけで。

表向き平和に暮らしている商店街の人々。でもその内面には大いなる影を抱えていて、それが徐々に浮き彫りに、、、みたいな、よくある展開にならなかったというだけで。
ひと味ちがった『劇的』でした。

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物語の展開に、恥じらいみたいなのがあったよね。恥じらい?恥じらいというかさ。奥ゆかしさというか。ありがちな展開にはしないぞ、みたいな気持ちが。
ただ物語なんだから展開しないといけないわけで。展開したいけど、あんまりしたくない。やりたいけど、気軽にはやりたくない。いいとこのお嬢様っぽいというか。いや、、、。ちょっと違うか。

2013年7月4日木曜日

せんがわ劇場、舞台技術ワークショップ6

やあ、みんな。まあちゃんだよ。

昨日は、舞台技術ワークショップの6日目、最終日。

これまでの練習の成果を発表する場であったのだ。この日のために我々は努力に努力を重ね、精進に精進を重ねてきたのだ、、、っていうわけでもないんだけどね。

ゲネプロがあって、それから演出のダメ出しがあって、いよいよ本番を迎えました。

ぼくは照明卓の操作だったんだけど、本番では途中で間違えたような気がする。というか、それまでも完璧にできたことは一度もないんだけどね。でも仕方ないよ。ニンゲンダモノ。

上演後、舞台のばらしなんかがあって、9時過ぎにワークショップの全日程を終了。ふう、よかった、よかった。

そのあと、仙川駅前の居酒屋で打ち上げなんかもありました。時間をちょっぴり気にしながら飲んで、ぼく自身はみんなより早く店をでる。それでも山手線の終電で帰宅。あぶないとこだった。



本番終了直後。
いちばん後ろでバンザイしてるのがぼくだよ。てへぺろ。

2013年7月2日火曜日

せんがわ劇場、舞台技術ワークショップ5

今日は、昨日にひきつづき、せんがわ劇場での舞台美術ワークショップ。

今日は生まれて初めて照明卓の操作。

知らなかった。
照明卓では、現在の照明の状態を番号をつけて記憶することができる。そして後で順番に切り替えていくことができるんだな。クロスフェーダーというらしい。
いや、素晴らしいな。感動しました。

逆にいままでそんなことも知らなかったのかと恥ずかしいぐらい。

てっきりボタンを一個ずつ操作するのかと思ってた。考えてみたらそんなことしてたら大変。指は十本で、手は二本しかないんだから。

ただ可笑しかったのは。照明の設定を保存しておくことができるようなんだけど、保存するメディアがフロッピーディスクなんだな。いまどきフロッピーって。それもびっくりした。

今日は場当たりっていって、返し稽古みたいなことをしてから、通し稽古でした。
明日は、ゲネプロ本番。それからばらし。
実際には観客はいないから、ゲネプロも本番もおんなじことを二度やることになるんだけどね。それでも緊張感は、全然違うのではないかと。

ああ、楽しかった。明日も楽しみ。


2013年7月1日月曜日

せんがわ劇場、舞台技術ワークショップ4

ワークショップも4回目だ。今日から水曜日まで、3日連日の予定。

照明チームのぼくは、照明の仕込みなんかのお手伝い。
舞台美術チームは、なんかそっちの仕込み。
音響チームは、何やってたんだろう、知らないけど、なんかごにょごにょやってた。

明日は場当たり通し稽古があるよ。明後日、水曜日が本番

舞台に役者が登場するわけではないけどね。舞台上にあるのは、『戦場のピクニック』で使った美術だけ。あと小道具がいくつか。それから音響と照明。それで5分くらいのシーンを作成しようというのが、今回のワークショップの目的であるのだ。

ぼくは照明卓の操作係になったよ。そういうのはやったことないからね。どんなことになるのか楽しみなり。

劇団6番シード「Call me Call you」

吉祥寺シアター。

6番シードの20年記念公演。

ぴりぴりした捜査現場にお婆ちゃんの交渉人がやってきて、途端に和やかなムードになってって、、、なりません。捜査現場は混乱するけど、じつは有能なお婆ちゃん交渉人。犯人との電話での何気ない会話で、いろいろな情報を引き出してみせる。
それをいちいち解説して見せる、誰?あれ、大学教授?みたいな人?

犯人との交渉をうまく成功させたかに見えましたが、いろんな人がいろんなトラブルを起こして、いろんなことに。

犯人が電話でしか登場しないのが新鮮でした。最後にちらっと登場するけど。
アフタートークで、演出の方も、それが面白かったと自画自賛してました。

20周年記念のためにとっておいた再演企画だそうで。

上演もよかったけど、アフターイベントも面白かった。
アフターイベントって、上演の余韻をぶち壊すものもあるけど、6番シードのはそういうことがなくてよいですね。


ステージの上にはトレーラーが。迫力~。
終演後、観客も舞台の上を歩きまわって、細かいところをつぶさに観察。

上演後はバックステージツアーってのがあって、裏側を一周してきました。