2013年4月30日火曜日

KAMAYAN『ランチさんとディナー』

タイトルがナンセンスなので。観に行きました。

阿佐ヶ谷シアターシャイン。阿佐ヶ谷には小劇場がたくさんあるのね。

吉野家の牛丼。ちょっと前に280円になって、それから牛丼はちょくちょく食べる。阿佐ヶ谷についたときも牛丼食べたかったんだけど。吉野家は発見できず。
松屋はあったけど。入る気にはならない。チカラめしも、なんだかなあ。やっぱり吉野家だよ。吉野家の牛丼が断然いちばん。うまい。
これから吉野家が巻き返していくことを期待してます。いつでもどこでも吉野家の牛丼が食べられるようになりますように。

話は脱線したけど、空腹なので、商店街のピーコックでアンパン買おうとしたのだけど、レジの行列がすごい。アンパン一個持って並んでるのがアホらしくて、購入を断念。空腹のまま行きましたとさ。
別に芝居とは関係ないんだけどね。

男装していた主演の女の子。あの子の冒険活劇、みたいな芝居を観てみたいなあ。舞台をところ狭しと走り回るの。

2013年4月28日日曜日

庭劇団ペニノ『大きなトランクの中の箱』

なんだろう、庭劇団って。庭劇団? 庭? 庭の劇団? どういう意味か、さっぱり。
で、ペニノ? なんか違う単語を連想しちゃうけど、そういう意味?

コリッチでの評判がすんごくいいんで観に行ったよ。森下スタジオ。

最初の受験生の部屋から、次の不思議な生物が住む場所に転換したとき、どうやったのかと驚くと同時に悩んだよ。びっくらこいたなあ。で、次のピアノのある部屋への転換は薄明のなかで行われたので、謎が解かれた。
舞台が回っていたんだなあ。いや、驚いた。

終演後、舞台写真を撮っていいっていうんで撮らせてもらった。
みんな興奮してバシャバシャ撮ってた。もちろん僕も撮ったよ。

とにかく細部に拘った舞台美術や小道具がすんごいのだ。圧倒されました。


ピアノのある部屋。
テーブルの上にはアルマジロの姿煮と、
カブトムシの幼虫とゴキブリの料理、
鳥の骨の料理などが並んでいます。
天国の部屋。
卑猥な形のものがたくさん。

わかりづらいけど、チェスのコマも全部あれの形。

天国の部屋とか、不思議な生物の住む部屋は、上下に分かれていて、狭苦しくなってた。
でも狭い中でもがくのが気持ちいいんだよね。

受験勉強に疲れた主人公(43歳)が、押入れのなかで、小説のような日記のようなものを書いているあいだに、夢を観る。
気がつくと男は狭い部屋に横たわっている。
豚みたいな人や羊みたいな人に会って(コックとウエイトレスらしい)、
白い液体を出されて、「飲むと天国に行けるよ」と言われて、
天国に行くとお父さんみたいな人に会って(いや、お父さんそのものだよ。でも王様みたいな格好をしている)、
お父さんと問答みたいなのをしているうちに「お前は賢い」と褒められて、いい気持ちになって、
そのうちみんなで笛を吹き始める。

たーたら、たーたら、たらたらたらたらたら、たーたら、たーたら、たららららららら、
たーたららーらら、たららららららら、たーたららーたた、たたたたたたたた、、、
パッヘルベルのカノン?

笛もね、ペニス的な形になっていて、そのうち徐々に興奮してきて、、、
そのあと自分のペニスを喪失して、最後は舞台じゅうを探しまわる。そんなふうな物語だったよ。
変だね。変だよ。変すぎる。


上演前に、上手の電光掲示板に連想ゲームのような言葉の羅列が。
よく覚えてないけど、受験、数式、式、おたまじゃくし、音符、笛、根、エディプスコンプレックスとか。そんな感じ。


主人公、43歳(だっけ?)受験生の葛藤みたいなものはよく出ていたと思うけど、その他の登場人物は動くオブジェみたいなもので、その内面はわからない。
そういうのもわかればいいのになあと思ったけど。
でも、わからないほうがいいのかも。主人公だけの世界なのだから。とも言えるかも。


あ、ごめん。
疲れちゃったんで、もう寝る。おやすみなさい。


カプセル兵団『アベンジャーズ』

京王線の八幡山駅。ワーサルシアターってとこでやってたよ。

変身前のヒーローたちが黒服で会話してたよ。
途中で赤いつなぎを着たゲストが客席から登場。人狼ゲームなんかを仕切ってやってた。
ファンが大勢いるみたいです。好意的な笑いに包まれていた。

2013年4月27日土曜日

明治大学実験劇場『で・あること』

ここんとこよく明大前に行くな。キッド・アイラック・アート・ホールしかないのに。
いや、ここがあった。明治大学の第一校舎B1の005教室。

前回なのかな、短いのをいくつかまとめた公演は観に行ったよ。それ以来。

なんかね、よくわかんなかったんだ。
ちぐはぐな印象。


あんなふうに知らない男が家に押し入ってきて手首を締めあげられて、それでどっきりカメラ?みたいなのとか。
押し入った二人組(三人組?)の先輩のほうが、急に激しく驚く演技とか、無理矢理感がいたるところに。

主人公の女性が殺されないことはわかっているから、最後、どんなふうに逆襲するのかなあと思っていたら。ゴジラが登場。それは面白かったかなあ。

ぼくにはわからないギャグが満載だったので、そういうのがわからない自分自身に対してしょぼんとした気持ちになりました。

2013年4月26日金曜日

演劇ユニットハイブリッド『トモダチ』

今日は面白い芝居を観て来たよ。

阿佐ヶ谷のTABASAっていう、普段は何?バーなのかな、喫茶店?そういう感じの場所でやってました。舞台がせまーい。天井ひくーい。へえ、こんなとこでやんの?

でもね、すんごく面白かった。こういうのが観たいんだよなあ。でも、なかなかない。大人数でわさわさやる芝居はだめだね。すくなーい人数で濃密な関係を作っていく芝居が面白い。

友達ロボット?を購入したアキユキ(だったかな)。ロボットにはユウジって名づける。
「やってほしいことがあったら、なんでも言って」
「じゃあ、明日のサバゲーに一緒に行ってくれる?」
「サバゲー?」
「サバイバルゲーム」
「あ、サバイバルゲームね」

でも、ちょっと話すうちになんだか鬱陶しい奴なのが判明。一週間以内ならクーリングオフが可能。
「クーリングオフ」
「え、どうして?」
「どうしてって。友達になれそうもないから」

落ち込むユウジ。なぜならばユウジは、5回クーリングオフされることになるから。そして、5回クーリングオフされた友達ロボットは不良品として廃棄処分になるのである。

いじけるユウジ。
でもその話を聞いてしまったアキユキ(だったかな)は、友達になろうとする。友達になれるかどうかを判定する審査があって、それに合格するために、二人が協力する。

審査の基準は5つ。()内は二人の答え。
1、楽しくコミュニケーションを取ることができるか。(漫才をする)
2、スキンシップが取れている。(抱きあう)
3、本音で話しあえているか。(『ほんね』を『ほんおと』と読んで、本を叩いて音を合わせる)
4、なんだっけ? ぶつかりあってるか、かな。(相撲をとる)
5、相手の心がわかるか。(何にも考えていない表情をつくることで、なんにも考えない)

この辺のくだりが、芝居の眼玉。
馬鹿らしいことを本気でやってる二人。

朝になって、審査が始まる。
緊張のためか、二人の行動は尽く失敗。がっかりする二人。

だが、試験は合格。
二人が何かを成功させたかどうかは、試験の判定には関係ないのである。

喜ぶ二人。
そんな感じの物語。

物語はわかりやすいし、先も読みやすい。でも、期待したことが期待通りに進行していくのも楽しいものである。期待通りに進めるのも、難しいと思うな。いや、期待以上に面白く進行していったんだけどね。
ここはどうやるのかなあという箇所も、面白くさせていった。

ギャグで笑わせるのではなくて、演技とか間で笑わせてくれた。そして最後にはホロリとさせてくれる。いいお芝居でした。

----------

きっと上記の説明ではわかりづらいよね。まあ、仕方がない。このブログは、ぼくの忘備録的な意味もあるからさ。
今日のこの芝居を忘れないように。

PLAT-formance『cut out list』

いや、とりあえず、観て来たんで。

コントの割りには、美術が凝っているような。結構なお金と時間を費やしているだろうに、こんな軽い感じのものでいいの?
もっと盛り上がりを作って、演劇的にすることも可能だったろうに。そうしないのは、やっぱり軽いおしゃれな感じを求めているから?
出演していたお二方とも魅力的な役者でした。

2013年4月25日木曜日

マイズナーテクニックを使った台詞の生かし方

やあ、みんな、やってるかい? まあちゃんだよ。

昨日は雨のなか、国立オリンピック記念青少年センターってとこに行ったよ。
初めて。こんな立派な建物があったとは。
JR原宿駅で降りて、代々木公園を突っ切っていけばいいんだろう?
でも違った。公園のなかをしばしうろうろしてから、水天宮前出口ってとこから出て、てくてく歩いた。
でもその経路が結局最短距離だったのかもしれない。
帰りは、代々木公園の外周をぐるっと回って原宿駅へ。ものすごく距離があった。
あの雨のなか、とほほ。なんでオレこんなとこ歩いてるんだろうって。

夕方から表題のようなタイトルの演劇のワークショップに参加。
マイズナーテクニックってなんだろう。きっとマイズナーさんが発明した技術だね。

モデレーターの田邉淳一さんが、白板に以下のようなことを書いてたよ。

-----ここから-----
本日のテーマ

○台詞はツールであって、目的ではない。
○Acting is doing を実行することで、台詞に捕らわれないで済む。
○台詞に捕らわれないために、相手の Behavior に集中する。

以上、すべてはリピテーションとアクティビティがベースになっている。

台詞を覚える(体に入れる)のは、レッスンの場では行わない。
-----ここまで-----

なるほど。ぼくの演技の教科書『俳優のためのハンドブック』を補完する内容のような気がする。
具体的な練習方法がマイズナーテクニックなのかもしれない。
その練習方法に、リピテーションアクティビティがある。と言ってもいいのかなあ。

昨日の体験では、アクティビティをちょっぴり体験したよ。リピテーションはやらせてくれなかった。

リピテーションっていうのは、ふたりが向き合って座って、相手の言ったことを繰り返す練習。

「あなたって可愛い」
「私、可愛い」
「あなたって可愛い」
「私って可愛い?」
「あなたって可愛い」
「私って可愛い」

こんな感じで延々と。途中で言葉が変わってもいい。そのとき感じたことを言う。ある程度繰り返したら、言葉を変えていく。そのタイミングも自由。変えなくてもいい。

「あなたって変」
「私って変?」
「あなた、変」
「私、変」

みたいな。
大事なのはきっとその時の感情とか衝動とかを正直に表現すること。田邉淳一さんからはそういう説明はなかったんだけど、きっとそういうことでしょう。
気をつけなくてはならないのは、途中で集中を切らさないこと。気持ちが盛り上がっていくときは、集中は持続しやすいが、気持ちが静かになっていくときには切れやすい。


面白かったのは、途中で『リピ』『台詞』を切り替えたこと。『リピ』と指定されたら、上記のような自由な言葉を繰り返す。『台詞』と言われたら、あらかじめ覚えておいた台詞を『リピ』と同じ調子で繰り返していく。そうすることで、台詞の意味にとらわれることなく、台詞をいうことができるようになる。

言葉の意味をなくして、そのときの俳優の感情や衝動だけを表に出していく。



さらにアクティビティを加えていく。何かの動作を繰り返しながら、台詞を進めていく。
昨日やっていたのは以下のようなこと。

○何か相手に押しつけたいものがあって(昨日の場合だと、プロンプトの台本)、それを台詞の度に、相手のほうに押しつける。最初は、長机の端と端にいて、机の上の台本を押していたのだけれども、徐々に気持ちが高揚してくると、立ち上がってのやり取りになったり、投げつけたりもするようになる。

○お金にみたてた札束を数えながら台詞を言う。

○トランプで遊びながら台詞をいう。あるいは、トランプタワーを作りながら台詞をいう。

○ぐるぐる歩き回りながら台詞をいう。

○片方が目隠しして、相手を捕まえようとしながら台詞を言う。もう片方は捕まらないように逃げながら台詞をいう。

○一つのボール、あるいはふたつのボールで、キャッチボールをしながら台詞をいう。

○なにか手に持って、その触感を大事にしながら台詞をいう。


以上のような練習を、参加者が順番に行なっていった。田邉さんはオレンジ色の袋のなかにいろいろな小道具(トランプとかボールとか封筒とか札束とか)を用意していたのである。

どれも相手に集中して、衝動に従って行動するための練習だと思われる。

こういう練習を日常的に繰り返すのはいいことだ。相手がいないと出来ないこともあるけど、独りでもある程度のことは出来そうだ。しかし、もうすこし田邉さんのワークショップに通ってみるのもいいかもしれない。



2013年4月24日水曜日

NYエロヒマドル『Looking for a victim』

やあ、みんな。元気に働いてるかい?

今日は六本木に行ってきたよ。おしゃれな街だよね。六本木に行くと、何もかもがおしゃれに見える。自分が場違いなのを感じる。
こんなとこに仕事なんかで毎日通ってたりするとさ、「私っておしゃれなのよ」って勘違いする人が多数出現するのもわかる気がするな。

コレドは前にも行ったことがある。バーがあるスペースだよ。劇場というには違和感が。
前に来た時にも、こんなふうに両側に客席があったな。あんまり好きじゃないんだよな、そういうの。対面の観客の顔が見えるからさ。なんか、嫌。寝てる人とかいるしね。まあ、観客のリアクションが見られて面白くないこともないんだけどね。でも、そういうのばっか気にしちゃったりするしさ。

女性で、無表情で、ぴんとした姿勢をずっと崩さず観劇している観客っているよね。見ていて、面白い。ほんとは何考えてんだろうって思ったり。芝居より、面白いぐらい。あと、疲れてるのか、すぐに眠ってしまうおじさんとかね。いるね。

去年はぼくも朗読やってたから。朗読のイベントって興味があるんだ。でも、演劇が絡むと、『朗読』って言わずに、『リーディング』っていうよね。なんでなんだろう。『朗読』じゃダメなのかな。なんで『リーディング』なんだろう。

表題の上演は、「リーディングと演劇を繋ぐ新しい試み」だって。「朗読と演劇」だろうって思うんだけど。どうしても「リーディング」って使いたいなら、「リーディングとプレイ」っていってほしい。いや、ごめん。なんか変だね。どうでもよかった。忘れて。

最初に、谷崎潤一郎『刺青』をゲストのひとが読んで、次にアリエルドーフマンの『死と乙女』の上演があって、最後は太宰治『駆け込み訴え』だったよ。

ゲスト(栗原秀雄)が『刺青』を読んでるときは、設定があって、女性(山崎未花)が目隠し手錠で椅子に座らされていて、男がたてる物音に敏感に反応していたよ。
でも女性は反応しすぎ。もっと抑えてほしいと思った。好みの問題だろうけど。

次の『死と乙女』でも、女優は感情を作りすぎ。感情を作らず、もっと自然に演技すべきだと思った。あんまり感情を作りすぎると見づらい。

最後の『駆け込み訴え』も、朗読者(青山治)は感情を作りすぎてると思った。

感情をあまり作らなかったゲストの『刺青』がいちばん聞きやすかったし、見やすかった。ま、もちろん、好みの問題なんだろうけどね。

「リーディングと演劇を繋ぐ新しい試み」かあ。そうなのかなあ。新しいかなあ。誇大広告感が。

2013年4月23日火曜日

アトリエッジ『流れる雲よ2013 ~海~』

笹塚ファクトリー。

特攻隊の隊員が、68年後の未来のラジオ放送を聞いてしまう。その放送で、日本が負けたことを知る。原爆が広島、長崎に投下され、その一週間後には終戦。その事実を知りながら、特攻の命令が下されると、片道だけの燃料で戦闘機に乗り込み、離陸していく特攻隊員たち。

なぜか電話でも未来と話ができる。
「いまの日本はいい国ですか?」と隊員が聞く。
パーソナリティの返事。
「いろいろ問題はあるけれども、日本はいい国なんじゃないのかなあ」
それを聞いて特攻隊員は、安心する。そして、特攻へ。昔の若者は大変でしたな。

もし「どうなんだろう、そんなにいい国じゃないかも」とかいう答えだったら、特攻には行かなかったのかな。生き残って、日本をよくするために頑張る、みたいなことになったのかな。


いや、出撃することは決まってるんだから、もうどんな答えでも行くんだろうな。「いい国になった」と聞いて安心したかったということなんでしょうね。


特攻隊が出撃するのは二回あって、最初の出撃のあと、出撃した隊員のお母さんが差し入れにおはぎを作ってやってくる。(そんなことは現実にはあり得ないだろうけど)
「いつも息子がお世話になってます」
まだ息子の死を知らないのだ。

そのあとよやうくお母さんは、特攻で息子が死んだことを知らされる。するとお母さんは特攻隊員の同僚たちに「ありがとうございました」と頭を下げる。
そのシーンがね。もうね、うるうるしました。

お母さん役で出てくる人は、そのシーンだけにしか出てこないけど、おいしい役だなあとも思いまちた。

激情コミュニティ『Love Wars』

月曜日の昼間か。新宿のなんだっけ、そうそうシアターブラッツ。一階が100円ローソンのとこ。ビルの外壁が工事中で、シート被せられてた。

出演者がみんな若かった。

いまホームページ観たら、早稲田大学演劇倶楽部が母体なんだね。2009年旗揚ってことは、、、なんだ。よくわからんけど。

ダンスのシーンがあるんだけど、気持ち悪かったな。おれ、辛辣かな?遠慮なく悪口書いてるような気がする。いいのかな。まあ、いいや。
ダンスシーンなんだけど、みんな笑顔なんだよな。笑顔はいいんだけどさ。エアロビを思い出したな。あれもみんな笑顔でやってるんだけど、あれ、気持ち悪いよね。そんなに無理に満面の笑顔にならなくたってっていう。それと共通したものをダンスシーンに感じた。

それからコンバットシーンっていうの?鉄砲持って、撃ち合いの真似みたいなのしてた。そういうパフォーマンスも悪くはなかったよ。

でも、なーんか。心に響くものはなにもなかったな。台本も幼い感じがした。

上演後は、インプロジャムと称して、踊りのエチュードっていうのかな、そういうのやってた。いつもこういう練習をしているのかな。だとしたら、群像ダンスとか、コンバットシーンとかに走ってしまうのもわかる気がしたな。というか、そういうのがやりたいってことなんだろうな。

劇団ヒラガナ( )『魔法使いとストレイシープ~Apology~』

ゲキダンヒラガナカッコと読むらしい。

日曜日のソワレで観たよ。

浅草橋のアドリブ小劇場。ここは秋にぼくも出演するジャムジャムプレイヤーズの公演でも使う劇場。この劇場には、ジャムジャムの去年の秋の公演のときには来て以来、2回目。
もっと広いと思っていたんだけど、そうでもないんだな。座席も座りやすいし、居心地のいい劇場だ。

タイトルを改めて見て、魔法使いなんて出ていたっけ?と思ったけど、そういえば出てたな。最初と最後に、大きなアゴヒゲつけて、黒い山高帽子被って、マント羽織って。あれって、そうか、魔法使いなんだよな。じゃあその他の人達がストレイシープっていうわけなのかな。

物語とかは、実はよくわかんなかったんだな。二人組のグループが4つあって、そいつらがあるひとつの目的のために旅に出て、先に到着したほうが勝ち、みたいな。そんな感じだったような。

魔法が使えて、え、魔法? そうか、魔法使いってのは、二人組のグループに必ずいるひとりのほうなのかな。一度死んだんだけど死にきれず、『その世』に来てしまって、完全に死んでしまうのを待っている。もう一方の片割れは、生まれる前に『その世』に来てしまって、生まれるのを待っている。
いや、言いたかったのは、魔法が使える者が、魔法を使うときに「なんとかかんとか~」って呪文を唱えるときのポーズなんかが格好良かったなあと。

役者がみんな若い感じでね。最後、別れを惜しんで抱き合ったりするんだけど、その抱き方がすごくぎこちなくて、観ているこっちが恥ずかしかった。とほほ。

最後に歌を歌ってたよ。そんなに上手くもないのに、なんで歌うかな。意味がわからなかった。こういう劇団もあるんだな。

いままでは世の中どんな芝居が上演されてるんだろうっていうマーケティングリサーチ的な意味もあってなんでもかんでも観られるものは観ようと思っていたけど、そろそろ、観るものを選ばないと。そんなにこればっかりに時間はとれないし。遊び過ぎ。

2013年4月22日月曜日

とくお組『近未来パーク』

やあ、みんな。まあちゃんだよ。

日曜日のマチネ。吉祥寺シアターはいいね。広くて。
表題の芝居は、広い空間をしっかり使った素晴らしい舞台美術でした。
井の頭公演。
あんまり素晴らしいんで、開演前に舞台近くまで降りて行って、岩とか草とかちょっぴり触らせてもらったよ。岩は発泡スチロール。草は造花。そりゃそうだ。でも、ほんとにすんばらしい美術。びっくりしました。

芝居も面白かった。くすくす笑わせてもらった。しかし、後半ちょっぴり退屈したような。
前半は間の取り方なんかで笑いを取っていたと思うんだけど、後半になるとコント風なギャグで笑いを取りにいっていたように感じられたかな。で、ちょっと退屈したって感じ。

パンフレットを読むと、初演のときには60分だったものを、90分に伸ばしたとのこと。だからなのかなあ。中盤から後半に掛けては、欠伸を噛み殺すことも。

でも、全体で観ればいい印象だし、次も観たいなあと思ったなり。

P-5『Draw The Curtain』

近くに子供が座っていると、なんとなく不安を感じる。そして、その不安が的中。

上演中、立ち上がっり、隣のお母さんに話しかけたり。それから、その子供じゃないけど、客席の遠くで、話し声が聞こえたり。最近、そういうの多いな。気になる。勘弁してほしい。金曜日の朗読イベントでも、、、

こういうのは直接は劇団のせいではないだろうけど、間接的には劇団のせいだよな。だって劇団の関係者や出演者の知り合いで、芝居を観に来てるんだろうから。

そういう場合、上演された芝居に対しても印象が悪いのはどうしてだろう。ぼくの心が狭いから?

表題の芝居は、コメディということだったけど。そんなに笑う箇所はなかったような。
でも、物語の展開は面白かったです。

2013年4月20日土曜日

現代朗読協会『KIDS IN THE DARK 3~春の宴』

やあ、みんな。まあちゃんだよ。

昨日は、表題のイベントに行ったよ。あずにゃんが出演するっていうから。


上演前、緊張気味のあずにゃん

夜八時開演。
京王線明大前のキッド・アイラック・アート・ホール

米桝さんも来てたよ。二人で並んで観た。

あずにゃんは、まだまだ声が小さいな。口がほんのちょっぴりしか開いてない。あれじゃあいい声は出せないよ。恥ずかしがってる。照れがあるよね。朗読しているあいだ、ずっと顔が俯いたまま。顔がよく見えない。
眼玉は大きいのに、伏し目がちだと眼が小さく見える。魅力的じゃなくなる。楽しく、自由にできていない感じ。ダンスのときは堂々としているのに、朗読のときは小さくなってる。まだまだ修行が必要ですな。


注目だったのは、佐田百絵さん
声が面白い。後で聞くと、声優さんだということだった。

前説での佐田百絵さん。この写真はよくない。ほんとはもっと可愛い。


朗読のイベントとしては、前回のほうが好きだったな。
今回のは、中途半端な感じがした。演技を始めるとね。
歩いたり、動いたりするのが、バランス姿勢の悪い人が多かった。鍛えられてない感じが残念。
別に鍛えられた肉体が観たいというわけではないけれど。歩くっていうのだけでも難しいよね。

前回は、耳の大きな女優さんが、二階のバルコニーで妖艶な演技を披露していた。それが面白かったように記憶している。でも、今回は出番はなし。

観客を煙に巻いてぽかんとさせる演出も、不発だったような気もしないではなし。

イベントを面白くしようっていう欲が見えたかな。面白くしようとするのは、当たり前かもしれないけどさ。安易というか、露骨というか。いや、なんかうまく言えないけど。

あと、カメラで写真パシャパシャ撮ってる人がいて煩かったな。自分も写真を撮るためか、注意がどうしてもそっちに行っちゃうんだよな。なんだろう、あの人。迷惑だった。写真を撮ってないときは楽しそうに笑ってるのが、さらに憎さを倍増させたよ。
全体的に低調に感じたのは、そういうのも原因のひとつかもしれない。


2013年4月19日金曜日

ボクキエダモノ『女教師と団地妻』

やあ、みんな。まあちゃんだよ。

渋谷のギャラリーLE DECO。ここは専用の劇場じゃないから、外の音が漏れて聞こえてきたりするんだよね。でも、形が劇場じゃないからそれが面白くもあり。

『女教師と団地妻』は、団地に住んでる主婦や教師の話だったよ。
話の展開はよく出来てるなあと。
でも内容がね、生々しすぎて。チキンハートの僕にはちょっぴり辛かったりもしました。

煮え切らない主婦役の赤星雨さん(やさしい味わい)が目立って面白かったなあ。煮え切らなすぎてイライラもしたけど。以前、やさしい味わいの芝居を拝見したときには、こんな演技をするようには見えなかった。てへへ。ゴメンナサイ。

2013年4月17日水曜日

だらく舘『独り芝居・芸人列伝』

やあ、みんな。元気かな。

ぼくは右ふくらはぎの肉離れが大体治ってきて、ゆっくりなら走れるようになってきたよ。完治まではもうちょっとかな。治ってきてよかった。

新宿にシアターPOOってのがあるのね。知らなかった。新宿JR駅東南口を出てすぐのところ。
今日は、『松井須磨子』の回だったよ。演じるのは小島薫さん

ぼくも一人芝居をそのうちやりたくてさ。だから一人芝居が観たくてね。
一人芝居って難しいと思うんだ。だって一人でリアクション取ったりとか、難しすぎるよ。出来ないよ、そんなこと。絶対に嘘になるって。それをどうやって現実に俳優はクリアしているのか。
そういうのを観たくて。

観客の平均年齢は高いような気がした。背広姿のサラリーマンの姿が目立つ。会社帰りに観に来てんの?

松井須磨子って知らなかったけど、日本で初めてぐらいの女優さんなのね。へえ、みたいな。

観客を味方にする工夫が最初にあったよ。てんぱったふうで拍手をもらった前説と、それから舞台上で化粧しながら、芝居の内容をそれとなあく語ってしまう。それで筋みたいなものは大体わかってしまうから、観客は観ながら、いまは何をやってるのかなあというのがちゃんとわかる。
一人芝居だと何やってるかわからないこともあるだろうからね。そういうのがない。

演劇的なイベントとしては、早着替えかなあ。最初に和服で登場。でも脱ぐと稽古場でのジャージ姿になって、それからさらに脱ぐと、昔のズロースみたいな下着姿になる。といってもいやらしい感じはまったくない。
最後は一旦引っ込んで、黒い和服に。

小道具もいくつか。写真とか人形とか扇子とか。

クライマックスでは、シャボン玉が飛んでいた。舞台袖の窓から出てくるのだけれども、もっと舞台中央まで届けばよかったなあ。

歌いながら、客席にをばらまくとかね。ばらまくというほどではなかったけど。いくつか配る感じ。

面白かったけど、架空の相手を想像しての語りは、やっぱりちょっと。退屈というほどではなかったけど。それほど面白みは感じないというか。架空の相手との掛け合いで、面白くするにはどうればいいのかなあと思う。これはほんとに難しいよね。

会場の雰囲気はよくて、居心地もよかったけど。
ただやっぱり一人芝居は難しいな。でも自分でもやってみたい。不思議だ。

演劇ってコミュニケーションなんだなあ。出演者が複数なら、出演者間のコミュニケーションで見せることができる。
でも独りだったら? 観客とコミュニケーションを取るしかない。女優の小島薫さんは、しっかりコミュニケーションを取っていたように思う。だから観ていて飽きなかったんだろうなあと。
観客をどう巻き込むか。それだな。

他の回では、トニー谷とか、一条さゆりとか。一条さゆりって漫画家かと思ったけど、違うのね。
それから松井須磨子も、別な人が演じてるのもある。いやもう全部観たいんだけど、時間的にそうも行かなくて。とっても残念。

ENBUゼミナール『健康道場』

やあ、みんな。まあちゃんだよ。

ザムザ阿佐ヶ谷って初めて行ったよ。面白い劇場。道場みたいでした。
ENBUゼミナール卒業公演『健康道場』は、演出が菜月チョビ(劇団鹿殺し)だったので興味を持ちました。

劇団鹿殺しって、本公演は観たことないんだ。
でも彼らが東京に来たばかりの頃は、路上パフォーマンスを頻繁にやっていて、品川の港南口でも頻繁にやってた。
通りすがりに何度か観たんだけど面白かった。で、DVDも一枚持ってる。路上パフォーマンスが面白かったので、つい買っちゃったんだ。二度ぐらい観たけど、観ているうちに途中で眠たくなる。DVDじゃ、やっぱり芝居のよさは出せないのかな。映像化する場合は、編集や音声の調整なんかも必要になってくるだろうしね。ま、そんなことはどうでもいいんだけど。
そんなことはどうでもいいんだけどね。

しかし、なんだったんだろうな、あの芝居は。いや、『健康道場』のことだけどね。学芸会みたいだったので、そっちにちょっとびっくりした。まあ、演技に関しては、多くを求めてはいけないんだろうな。

道場のとか、とかがあって、それが自由に動くようになっている。それを動かすことで、ダイナミックなシーン転換ができるようになっていた。追いかけるシーンとかね。
でも、なんかよくわからなかったけどね。そんなに追いかけてるって感じにも見えなかった。ただ動かしているっていうだけで。それでもまったく動かないよりはずっと面白い。

ザムザ阿佐ヶ谷の内部が、木造で、道場風のつくり。それを生かした芝居だったとも言えるかと。


物語は以下のとおり。

影の薄い父親がある日姿を消す。一ヶ月後に、借金の取り立て屋がやってくる。
「親父に貸した六百万円返せ」
困惑する家族。私と姉と母。
父親の鞄。二重底になっていて、一冊のパンフレットが。『健康道場』についての。
私と母は健康道場に潜入。
姉は家に残って、サラ金業者をごまかす担当。

健康道場では、毎日変なものを飲まされる。牛乳が苦手な私は、うまく飲めない。しかし母は他の患者と同じく飲み続ける。そのうち母は道場の所長に従順になってしまう。私はひとりで父の行方を追いかけることに。

家に残った姉は、色仕掛けで借金をちゃらにしてもらおうとするが、あえなく失敗。だが父が、九州は鹿児島のアイドルに頻繁にお金を貢いでいたという情報をキャッチ。そしてその元アイドルがいまは健康道場にいるという。
車で健康道場に向かう姉。

私は、所長の隙をみてファイルを読もうとするが、患者の独りに阻止される。その患者は自分の個人情報を見られることを非常に嫌っていたからだ。そして、ファイルを盗もうとしたことを所長にも見つかってしまう。
絶体絶命の私。しかし、そこに姉が到着。鍬で姉を守る。

警察も到着し、所長らは逮捕される。患者は薬で従順にさせられていた。

事実が判明した。父は元アイドルを追って健康道場へ。そして私と同じようにファイルを盗み見たのを患者のひとりに咎められ、そのとき事故で死んでしまっていた。
私は幼いとき、肝臓の手術が必要だった。父は肝臓を提供してくれる人を探す。そしてたどり着いたのが、元アイドルだった。幼いとき、元アイドルは私に肝臓を提供してくれたのだ。
その代金が一千万円。それを支払うために、父はついサラ金に手を出してしまったのだった。

父はもう死んでしまっていた。父とのお別れ。私は海に消えていった父と会話を交わす。誕生日プレゼントありがとう。
「空気? 私は空気に包まれている」だったかな。そんな台詞があったような。

そのあと、私と姉は母は幸せに暮らしましたとさ。

そんな感じのストーリー。

おいおい、ちょっと待てよ。六百万円の借金はどうなったの?

いや、そんなのどうでもいいんだろうな。いいよ、いいよ。そんなの。どうだってさ。


2013年4月16日火曜日

aji『お暇をこじらせて』

やあ、みんな。まあちゃんだよ。

ぼくは今日初めて新宿の四季の道というのを歩いたよ。こんな道があるんだね。知らなかった。ゴールデン街が横にあって。
なんとなく異次元空間に迷い込んだような気がした。大袈裟だけど。

どうしてそんな道を通ったかというと、新宿眼科画廊に行くためだよ。
なんだろう眼科画廊って。『眼科』とあるのに、病院じゃなくて画廊?
画廊なの?
しかも画廊なのに、芝居の上演があるの? へんなのお。

観客は30人弱かなあ。
ふたり芝居でした。いいよね、二人芝居って。二人の関係だけに焦点が絞られるから。観ていて濃厚。たくさん出演して、がちゃがちゃやればいいってわけじゃないよね。

いい感じだった。ほんとにいい感じ。
顔を薄白く塗って、白いふんわりしたスカート、衣装。背景も白っぽくて、床も白っぽくて。
おしゃれ。

誕生日のプレゼント? ワインの瓶を持ってくるんだけど、中にはいってるのは毒々しい青色の液。ごくごく飲んでた。あれは恒例なの? 絵の具を溶かしたものかと思ったけど、飲めるんだ。いやねえ、もう。

話は、合コンの話とか、合コンでのワインの飲み方の話とか。ストイックなんとかの話とか。
「雨、降ってるね」
「そうだね、雨、降ってるね」
雨が飴に変わったらの話とか。
あとなんだっけかな。パンツの話。
いろいろ話がありました。

わし、そのうち一人芝居をやりたいと思ってるんだけどさ。そのためのヒントがたくさんあったような気がする。観てよかった。ありがとう。感謝してます。

2013年4月15日月曜日

The Stone Age ヘンドリックス『おおきないし』

やあ、みんな。まあちゃんだよ。

怠惰な生活、送ってます。

「終わりです」
「お疲れ様でした」

土曜日の昼、ジャムジャムプレイヤーズのワークショップ終了と同時に稽古場を出る。
手には紙袋。ワインが2本入っている。そのまま友達の家へ。
夜はワインとそれからマッコリなんかも飲んで過ごす。
そのまま泊めてもらって、昼近くにまた近くのスーパーへ。ビール焼きそばなんかを買って。再び、宴会。
飲みながら、『新婚さん、いらっしゃい』とか『アタック25』なんかを観る。

酔いを覚ますために少し寝てから、夕方ちかくになってようやく「さようなら、お邪魔しました」
きっと友達も迷惑だったことでしょう。

新宿、サンモールスタジオへ。表題の芝居を見物するため。

そういえばサンモールスタジオへは、つい最近も行ったな。
The Stone Age ブライアント『そんな奇跡は起きなかった』を観るためだ。

今回のThe Stone Age ヘンドリックスは、ブライアントとは兄弟らしい。
おんなじセットを使って違う芝居をするのかと思ってたら、セットも違ってた。舞台の真ん中に大きな石が置いてあるのは同じだったけど。
石といっても、ほんとうの石ではなくて、合板を貼りあわせて作ってある。「石だ」と言われなければ、石には見えない。でも、あれでも作るのは大変だったろうな。複雑な形だから。

石の上に天狗がいて、仲間が戻ってくるのを待っている。
取材にやってきてライターの女性が、地元の女性を励ます。
『おおきないし』の「いし」がひらがななのは、意志を引っ掛けてるのかな。
「大きな意志」を持って、がんばれみたいなメッセージ。
あんまりストレート過ぎると照れくさいよね。てへへ。

「初めての東京公演で楽しそうですね」
アドリブっぽい感じで、台詞を入れていた。
その言葉どおり、天狗を追いかけてる漁師が、自由に楽しそうに演ってる感じで面白かった。

ただ不愉快なことも。
内輪受けで、大笑いしている観客(スタッフ?、関係者?)がいて。笑いのレベルが低すぎる。ひとりで馬鹿笑いしてた。ひとりで無遠慮に笑いすぎると、他の観客の集中が切れるんだよ。
携帯のアラームなんかが禁止のように、身内の馬鹿笑いも禁止を徹底してほしい。せっかくの舞台もたったひとりのスタッフの馬鹿笑いで台無し。
それが単なる観客なら、「残念、不運でした」とも思えないこともないけど、スタッフだったら、もっと気を遣えよって思ってしまう。

不愉快だったので、帰りにまたマッコリ買って、家で飲んでしまった。
暴飲暴食している感じ。なんかストレス溜まってるのかしら、おれ。

反省。

2013年4月14日日曜日

ジャムジャムプレイヤーズ、オーディション&ワークショップ

やあ、みんな、まあちゃんだよ。

昨日は、ジャムジャムプレイヤーズっていう劇団のオーディションに行ってみたよ。
ジャムジャムプレイヤーズ。日本語に訳せば、噛み噛み役者たち?

去年の秋に観た『あの海の向こうから』が、とっても面白くて。
最初くすくす笑わせて、そのうちドカーンと笑わせて、最後はうるうるさせるっていう、コメディーの王道。去年観た芝居で、もっとも面白かった芝居のひとつ。

なんか凄い劇団だなあと。その劇団のオーディションがあるってんで行ってきました。だってあんな面白い芝居に僕も出られるんなら出てみたいし。

土曜日の13時から17時。都内某所の公民館。
短い台本を何枚か渡されて、いきなり始まりました。『あの海の向こうから』で主役をやってられました聖子さんなんかもいらっしゃって。緊張しました。
オーディションなんて初めてだし。

いままでもオーディション&ワークショップに参加したことはあるけれど、演劇の練習のつもりしかなくて、オーディションっていう意識はまったくなかったからね。
「うおお、これからおれはオーディションを受けるんだ!」なんて気持ちは、これまでまったくなかった。

最初は緊張したけど、徐々になじんできて。硬さもとれたと思うんだけど。
ただ声がね。また咽を枯らしてしまったよ。なんかそういう癖がついちゃったのかね。いかん、いかん。直さねば。

オーディションが終わったあとは、ともだちの家で飲み。いい気持ちで酔っ払ってると携帯電話が。
女性の声。ジャムジャムプレイヤーズから。
酔ってて、よく覚えてないんだけど、「合格」みたいな言葉を聞いたような。
「よろしくお願いします」と、僕は言ったような。
夢でなければいいのだけれども。

というわけで、出演がきまりました。

2013年10月24日(木)~10月27日(日)、浅草橋アドリブ小劇場だよ。

ジャムジャムプレイヤーズのホームページは、こちら

詳細決まったら、また報告するよ。
ではまた。

2013年4月12日金曜日

日本演劇連盟『ロング スロー ディスタンス』

中野、スタジオあくとれ

中野は、3月下旬の劇団かさぶた『お父さんの背中』があった場所だよ。ぼくはこの公演で、右ふくらはぎを負傷して(肉離れ)、未だ完治せずという状況なのだ。
足を引きずって歩くことはなくなったけど、脚の屈伸をしたり走ったりすることはまだ出来ない。

今日はついでだから公演の最中通っていた整体マッサージに行ってみたよ。超音波をあててくれたり、電気を通したり。ふくらはぎのマッサージをしてもらって、しこりはないようですね的なことを言われたので、なんとなく安心したり。

それからまた公演の最中に何度か行った、餃子の定食屋にも行って、餃子定食食べたよ。お腹が空いてるというわけでもなかったんだけど、なんとなく食べてみたくてね。そんなことしてるから、太るんだよ!

日本演劇連盟。去年、ワークショップに行って、それからの付き合い。

芝居はね、地味だよ。地味だけど、シチュエーションコントを重ねていくっていう感じかな。
昼間観た『偽典・地獄変とは対極かも。

オリンピック出場経験のあるマラソン選手(川上)が、高校時代を過ごした土地に療養にやってくる。他人とのズレをずっと感じているけれども、旧友に再会するなどすることで、自分を取り戻す、みたいな。

こう書くと川上が主人公みたいだ。でも違うみたいだ。そう思いながら観た。
川上の友達で、フリーターの三浦ってのがいるんだけど、この人が主役なのだ。ガソリンスタンドでアルバイトしていて、オリンピックのマラソンランナーの川上にコンプレックスを持っている。
自分がだめなやつだと思い込んでいる。だめだめだと思っている。でも三浦には彼女がいて、フリーターでも好いていてくれて、それから自分を導いてくれる居酒屋の親父なんかもいる。それで三浦は立ち直り、彼女にプロポーズなんかもしちゃったりする。

もうひとつエピソードがあって、陸上部のマネージャーだった女の子の誕生日のサプライズパーティーが企画される。物語の最後のほうでは、そのパーティーが演劇のクライマックスになったりもする。
そういうお話。
三浦くんのだめっぷりがイライラさせられました。

鳥の血に悲しめど、魚の血に悲しまず『偽典・地獄変』

pit北/区域

ここは新年に40CARAT『フ揃イナ悲シミノ旋律タチが上演された場所だよ。
ぼくが久方ぶりで立った舞台もここだというわけ。あのときはそんなに実感なかったけど、舞台美術が素晴らしかったんだなあと。だって完璧に作りこんでいたもの。

それに比べると、今日の昼間観て来たのは。
まあ、それもテイストだからね。悪いってわけではないから。

芥川龍之介『地獄変』では、絵師の娘が牛車のなかで焼け死ぬのを眼の前にしながら、絵を描き続け、最後には死んでいったわけですが。

『偽典・地獄変』では、別の地獄が表現されていたようです。


上演前。写真撮ってもいいというので。妖しげな雰囲気。

実はよくわからなかったんだ。
なに喋ってるか聞こえないし。

でも斬られても斬られても何度も生き返ってくる怖い兵隊さんがいたり、きぐるみの妖怪がいたり、呪文で人を生き返らせる白衣の科学者みたいな人がいたり。色っぽいけど馬鹿っぽくもある看護婦がいたり。その他、よくわからない人たち。

上演前に。
赤いものが飛び散ったりしますから、気をつけて。半数以上は死んでしまいますから」

なんか飛んでくるの? いやだなあ、勘弁してほしい。
でもそんなことはなかった。じゃあ、殺陣のときの日本刀の先っぽが観客にあたったりするの?
とおもいきや、そんなこともなかった。
きわめて安全でした。
ただ音響のボリュームが大きすぎて。鼓膜破れるかと思いました。



2013年4月11日木曜日

多少婦人『過大な評価癖』

下北沢OFF・OFFシアター。木曜日のマチネ。

小田急線が地下化して、初めての下北沢。階段の昇り降りが少なくなって、すっきりしてた。
イイ感じ。





劇場に行く前に、いっ久ドーナツへ。こないだ食べた食感が忘れられなくて。
でもちょっぴりがっかり。今日はそうでもなかった。いつでもあの食感というわけではないのね。
今日は女の子が揚げてた。揚げる人によって、出来が変わったりするのかしら。これからは誰が揚げてるか確認してから買うようにしようかしら。

芝居は、招待券で。

最初、関係なさそうな3つシーンが出てくるんだけど、最後にそれらが繋がる、みたいな。
動きの少ない静かな芝居。
また多少婦人が観たいかと聞かれたら、うーんと唸るしかないかも。

演劇的に盛り上がるクライマックス的なシーンが用意されていれば、それなりにぼくは満足すると思うんだけど。そういうのはないのね。
淡々と、軽い笑いを誘いながら、物語は進行するっていう感じ。

押入れに、小学生が立てこもり、親や教師が出てくるように説得したりする。
最後にどんなのが出てくるのかと思いきや、、、ちょっと意外な人物が。
でも、でも、それがどうしたっていうんだろう。
結末はよくわからなかった。

わからなくていいんだけどね。

犬と串『左の頬』

やあ、みんな。まあちゃんだよ。

右ふくらはぎの肉離れは、それなりに治ってきたよ。足をそんなに引きずらなくても歩けるようになってきた。怪我してから10日ぐらい? あと二、三日で、走れるようになるかな。なればいいな。
土曜日にはまたある劇団のワークショップに参加するからさ。

劇団かさぶた『お父さんの背中』。終了直後は、ぐったりしてたな。命、削った感じがしました。疲弊して、死んだみたいになって。もうそんなに若くないんだ。はっきり言えば、歳なんだよ。コンチクショー。
でもようやく回復。待ってればいいこともある。生きてるって素晴らしい。

今日は、表題の公演の初日だったよ。

大好きな劇団。去年観た『宇宙Remix』は素晴らしかったな。素晴らしくて、素晴らしくて、計4回観に行ったよ。そして4回とも感動したよ。
でも前回の『さわやかファシズム』は、どうもなあ。そして今回の『左の頬』も、なんというか。

ぼくの期待が大きすぎるのだろうか。だから、物足りなく感じてしまう?

バナナ学園純情乙女組主宰の二階堂瞳子さんが、客演で出ている。それが今回の売りのひとつでもあるよう。劇団員の鈴木アメリさんと二階堂瞳子さんが、ダブル主演という感じ。

バナナ学園純情乙女組は観たことないので、二階堂瞳子さんを拝見するのは今回が初めて。これも、なんかものすごく期待が高かったせいか、、、こちらのハードル上げすぎたかも。

全体に芝居を作り過ぎだと思うな。もっと俳優が自由に動くライブ感があったらと。全部作りすぎててどうもなあ。でも考えてみれば『宇宙Remix』もそうだったんだよな。

満間昂平さんは、自然体な感じがしていいけど。その他の出演者は全員、チカラが入りすぎていて。息苦しさを感じないでもないような。


前説で、「涙を拭くためのハンケチのご用意を」
でもそんなの必要なかった。単なるギャグだったか。ほんとに泣けたら良かったんだけど。

恒例の最後に出てくるラスボス(?)と男どもが戦うのはいいけど、そのあとのプレゼント交換は何?
やってる人たちは、あれで納得してるのかな。

「なるほ度」とかどうでもよかった。そのナンセンスに乗れなかった(ぼくが)のが残念でした。

ゴメンナサイ。大好きな劇団で、期待度が高かったぶん、辛口になってしまいました。


もっと即興の要素を入れてみればいいんじゃないのかな。本人たちがどう考えているかわからないけれども、僕から見れば、彼らは行き詰まってる。でも彼らがそれを突き破るのは、そんなに難しいことじゃないだろう。

とにかくいまのままじゃだめだ。

あれ? わしって偉そう? ほんとにゴメンナサイ。

背景美術は綺麗だったな。。幾何学的な感じがすき。初日でまだ慣れないせいか、蹴られて壊れた箇所がふたつ。観ていて、ひーっと思った。


2013年4月9日火曜日

The Stone Age ブライアント『そんな奇跡は起きなかった』

やあ、みんな。まあちゃんだよ。

公演中に肉離れを起こしたふくらはぎも大分回復してきた。まだ伸ばすと痛いけど、足をあんまり引きずらなくても歩けるようになってきた。あと二、三日かな。

表題の上演は、新宿のサンモールスタジオ。初日だったよ。

なんというかね。タイトルがよくないよね。もうタイトルですべてを語ってしまっているじゃん。先に答えをばらしているようなもの。全然よくない。もう全然だめ。だってもう答えがわかってるんだもの。
それでもきっともう一捻りあるんだろうと思ってたら、まったくなし。ストレートでした。そこにまずびっくり。

それから、これは演劇なんだけど、演劇的なクライマックスがなかったような気がする。だからつまらなく感じちゃうんだよ。クライマックスがちゃんと用意されていて、それが演劇的な手法で表現されていれば、観ている側は、すくなくとも僕は満足しちゃうと思うんだけどね。

最後に鬼が向こうを向いたまま、なんか台詞をいって終わりなんだけど、その台詞で説明して終わりってんなら、わざわざ演劇にする必要ないじゃん。
演劇なんだからさ、演劇的な表現をもっと考えてほしい。そう思ったよ。

石のなかにある魂を見つけて、それを数えていく数え地獄。そこに行ってしまった抜け殻たちと、その抜け殻たちを管理する鬼。
しかしその鬼ももとはといえば抜け殻だったのだ。抜け殻だったけれども、数をある程度数えていれば、鬼になる。鬼は魂を喰わねば餓死してしまう。だから魂を探している。
魂を育てるということもしている。抜け殻に魂を飲み込ませて、ある程度大きくさせて、それをまた吐き出させる、というようなことをやっている。
夏になると三途の川を下って、外界に降り、魂を集めてくる。
でもその夏は魂が少なかった。鬼たちは餓死しないために、魂を育てようとする。それは上手く行ったのか、行かなかったのか。

そんな感じの物語を、脚本にして、そのまま上演。そのまま単に上演しちゃっちゃあ、つまらんよ。と思うんだけど。

砂の上の企画『どんっ』

日曜日は、午前中に劇団おぼんろを観て、昼間ちょっとした会合があって、それから夕方は表題の砂の上の企画を観にいく予定だったんだけど、、、。

なんか疲れちゃって

1日2本観るのは辛くなってきた。だから、、、
ものすご~く申し訳ないんだけど、キャンセルさせてもらった。代わりに酒持って友達んとこに遊びに行ってしまった。

砂の上の企画さん、本当にゴメンナサイ。次は必ず、、、

劇団宇宙キャンパス『つきあたりを見上げれば…』

やあ、みんな。まあちゃんだよ。

今夜は、吉祥寺シアターに行ったよ。この劇場の印象は、すごく広くて、天井が高いってこと。
それが魅力だと思うんだけどな。
でも表題の上演には、それが活かされていなかったような。
狭い感じのセットが組まれていた。

AチームBチームがあって、キャストが総取り替えになっている。両者では、台本は同じたけど、全然違う芝居になっているとのこと。ふーん、なんだか凄いな。ぼくが観たのは、Aチーム。

喫茶店の内部のセットなんだけど、ああいうのもお金掛かるんだろうなあ。劇場も高いんだろうなあ。だからAB2チーム作って、キャスト増やして、予算を増やして、みたいなことになるんだろうなあ。

大人数の芝居はわさわさしがちだよね。
表題のも、わさわさしてた。わさわさしてると、あちこち観ることになって、結局注意力が散漫になる、みたいなことにもなりがち。

これからは少人数の芝居を選んで観るようにしたほうがいいかもしれない。そのほうが僕が観たいものに出会える確率が高いかもしれない。

2013年4月8日月曜日

劇団おぼんろ『泣き方を忘れた老人は博物館でミルとフィーユの夢をみる(爆撃の音を聞きながら)』

観て来たよ。池袋の芸術劇場

地下には、シアターイーストシアターウエストがあるけれども、アトリエイーストってのもあるんだね。知らなかった。
展示会場に使うスペースらしいよ。日曜の十時半。そんな時間から開始? ほんとに? いや、ほんとに始まった。

百何年か後の未来。どうやら戦争が始まったらしい。

百何年か前に存在した劇団おぼろんの博物館。過去の公演の写真やら小道具やな、旗みたいなものとか、あとガラクタとか、なんでもかんでもいろいろと展示されている。

爆撃を逃げて、博物館にやってきた老人。立体映像システムを利用して、劇団おぼんろの『ゆめミルフィーユ』とかなんとかいう物語を見始める。

でもって、ミルフィーユとそれからもう一人の物語が始まる。

物語はね、途中から僕はよくわかんなくなっちゃったんだ。だからうまく説明することができない。
でも演劇的な構成はわかったよ。演劇的なクライマックスもちゃんと用意されていて、泣かせる感じになってた。
演劇的なクライマックスがないとね、どんな芝居もつまらないから。

おぼんろのファンになったよ。次の芝居も絶対に観に行こ。

そのうち一人芝居をやりたいなあと思ってて。実現するかどうかはわからないけど。どうすれば実現するだろう。

老人役の人が。黒い山高帽子をかぶっていた。かぶっているときは、いいんだけど、それを取ると、髪の毛が若々しくて真っ黒。老人なんだからさ。髪の毛にもを入れて欲しかったな。

老人は最初と最後に登場して、中盤はずっと座布団に座って、まるっきりの観客となって芝居見物してるんだけど。演者なわけだから、その間もずっと芝居してくれてたらなあと。
だって素に戻って芝居の成り行きを見物しているだけのようだったから。隙だらけというか。無防備というか。
いや、ほんとはそんなのどうでもいいんですけどね。老人役の人、面白かったし。

今度は5月なんだね。日暮里d-倉庫。いまから楽しみです。

2013年4月5日金曜日

LIVES [ライブズ] 『知恵と希望と極悪キノコ』

やあ、みんな。元気かな。

ぼくはというと、まだふくらはぎ怪我が治らなくて。やっぱり足を引きずりながら歩いてるよ。完治するまで、どれくらい掛かるんだろうなあ。怪我したときは、こんなの2,3日で治ると思ってたのに。けっこう掛かるもんだな。

それにまだ体全体が疲れてるみたいだ。なんとなく力が入らない気がする。消耗してたんだなあ。

今日は三軒茶屋にあるシアタートラムに行ってきたよ。初めて。
ものすごく立派だった。二百人収容の大きな劇場。でもさ。椅子がベンチみたいになっていて、ちょっとした座布団みたいなものは貼ってあるけど、ずっと座っていると尻が痛くなってくる。
それに狭い。ロビーとか外見は立派なのに、椅子は優しくない。上辺だけの劇場だね。
とはいっても、こういう広い劇場でやってみたいとも思う。

物語の舞台は、映画の撮影現場。『仮面ライダーイナズマ』っていう架空のヒーローの映画。
悪の組織(名前、聞こえなかった)があって、戦闘員が何人かいる。
その戦闘員役で出演する人が主人公。

今日限りで、俳優を辞めて、田舎に引っ込むことを決意した主人公。彼の役は、悪の組織の戦闘員A。その他に戦闘員はFまで、計6人。それぞれ事情を抱えている。
それから、昔はアイドルだったけど、いまはまったく売れていない俳優、隼なんとか。キノコ怪人の役で登場。
脚本家と主演女優は夫婦。女優は脚本家に愛想をつかしている。気の弱い脚本家は女優のいいなり。
設定はそんな感じ。

いよいよ撮影開始。ところが戦闘員たちが張り切って、いろいろと余計なことをしたり、肝心の台詞を何度も噛んで言えなかったりで、彼らのシーンがカットされることに。

でも、そんなあ。これで最後の撮影だっていうのに、自分が出るシーンがなくなっちゃうなんて。
戦闘員たちは、自分たちのシーンを復活させようとする。でも失敗。監督は逆に怒りだしたり。

最後の手段は、ヤフー知恵袋。ってとこがなんだか現代的ですね。あるいは古めかしいというか。微妙な感じ。
ヤフー知恵袋で、脚本家が夫婦仲についてのアドバイスを求めているのを発見。それに対して、解答。毅然とした態度を取り、自分の仕事を曲げてはだめ、みたいなアドバイスを送る。

それを読んだ脚本家が、毅然とした態度で「脚本を変えてはならない」と断言。
さらに妻の女優に対しても、強い態度で出る。妻の見る目が変わる。

そしてようやく戦闘員たちのシーンの撮影が再開される。
さっきまでトチっていた俳優もしっかり台詞を吐くようになる。撮影は順調に進み、最後は戦闘員Aの台詞。

「戦闘員に強い電気を流して強くするという、この実験がもし失敗に終わった場合、戦闘員は死ぬことになります。でもぼくらは生きているのです」
そんな感じのこと。

最後にはキノコ怪人の怒りを買って、死ぬことに。

撮影が無事終了して、拍手。おしまい。


途中、ちょっぴり眠くなったけど、いろいろ飽きさせないようにやってくれてたよ。ビデオの巻き戻し早送りみたいなのを全員でやってて、面白かったな。


2013年4月2日火曜日

メガバックスコレクション『シュワロヴィッツの魔法使い』

やあ、みんな。

公演終了の余韻覚めやらぬまま、芝居見物に出掛けたよ。阿佐ヶ谷アルシェ
メガバックスコレクションの芝居は前回も観たな。それも同じ場所だった。

そんときは類型的っていう印象だったような。
今回はというと、類型的とは言わないけど、それに近いものがあったなあ。

それはこの劇団の人達全員に言えることだと思うんだけど、特に男の魔法使い奴隷商人の最後まで生き残るほうの片割れ。
演技が、いかにも作ってるっていう感じなんだよなあ。最初はそれでも見られるんだけど、徐々に飽きてくる。大仰すぎるってわけでもないんだけど。どこかお仕着せみたいな感じ。

それに台詞のテンポが悪いと思うな。

お話は途中からよくわからなくなった。無理やりな感じ。そんなのどうでもいいんだけどね。役者の演技が面白けりゃ。でもそういうわけでもないのが残念。

コリッチでは好評だよ。みんな大体面白いっていってる。うーん。観点が違うんだな。

舞台美術は、外注ではなく、劇団員の総手作りとのこと。そういうのも自分たちで作るって、素晴らしいなあ。

6月末にも公演を予定していて、出演者を募集している。ワークショップに参加してみようかしら。外から観るのと、内から観るのとでは、また違うだろうから。

無事じゃないけど、終了

やあ、みんな。まあちゃんだよ。

劇団かさぶた未在公演『お父さんの背中』も、なんとか終了したよ。
公演は慌ただしい感じで始まって、猛スピードで通りすぎていったよ。

公演自体は無事に終了したけど。

ぼく自身は、二日目のマチネの最中、ふくらはぎを痛めてしまって。それ以降は足を引きずりながらでしか歩けなくなってしまった。
疲労がたまってたんだな。あと、その日はいろいろあって、アップの時間が極端に少なかった。それも原因のひとつだと思う。
アップは大事だな。反省。

病院で処方してもらった痛み止め飲んだら、アレルギーが。公演の途中で顔がどんどん腫れてきて、真っ赤になって。口の周りもぱんぱんに腫れてきて、口が動かない。その回は滑舌、超悪かったです。
そんときの顔写真も撮ってあるけど、怖くて見せられない。

3日目以降は、毎日整体マッサージに行って、マッサージとテーピング。そういうのも初体験でした。


最終日に集合写真を撮ってもらったよ。

集合写真を撮る前の写真だよ。






公演が終了し、撤収作業を終えたら、中野ブロードウェイにある居酒屋で打ち上げ。
正直、朝までは勘弁して欲しいです。

じゃあね。

きっと、またやるからさ。
そんときは、よろしく。
ではでは~





2013年4月1日月曜日

たくさんの人に観て貰いたい

やあ、みんな。まあちゃんだよ。

芝居って面白いけど、体力的にはきついなあ。
体のあちこちが痛くて。いつ、どこにぶつかったんだろう。とか臀部とか。ふくらはぎもね。
は凝らないほうなのに。どうしてこうも硬い?

昨日も楽屋入りの前に、整体マッサージに行った。いままで一度も行ったことはないのに。一昨日行って、昨日で2回め。今日もこれから行って揉んでもらう予定。

こんなに辛いんだけど、でももう終わりかと思うと寂しいな。
実は今日が最終日なんだよ。残念。もっともっと一杯続けたいよなあ。

平日昼間だから、会社勤めなんかしている人は無理だよね。しかし。無理でもなんでもいいから、とにかく一度観に来てくださいな。今日は、午後2時から始まるよ。開場はその30分前。お早めにね。

昨日はさ、制作を担当してくださっている江原百合さんが、終演後に。
「私、今日観てて、すごく感動したんですね。だからたくさんの人に観て貰いたいと思うんですよ。ほんとうにたくさんの人に観て貰いたい

そうかあ。ありがとう。嬉しい限りだなあ。
そうは思わない、みんな?

サミシガリヤの江原百合さんがそう言っているんだからさ。いろいろ予定とかあるだろうけど。時間作って観に来てくださいな。何卒よろしくお願いいたします。

来てもらえる場合は、直接劇場に来てもらって、受付で「まあちゃんの扱いで」っていってくれれば、前売り料金でオーケーだよ。

ではでは~

劇団かさぶた未在公演『お父さんの背中』


劇場はこちら。