2013年2月24日日曜日

劇団EOE『売春捜査官』

やあ、みんな。まあちゃんだよ。

昨日の午後は、劇団かさぶたの稽古。
いやあ、なかなか。体がガタピシいってます。体を使う稽古で。
でもダイエットにはぴったり。体重もちょっぴりずつは落ちてます。

そして夜は芝居見物。
ウッディシアター中目黒
20分ぐらい前に到着。まだ開場してなくて、扉の向こうからは大音量で騒がしい音楽が鳴っている。
それから気合入れの声が。ホールにまで響く。
ちょっと笑えました。そんなにおっきい声で気合いれなくても。

客入れの前に、係の人からのお願い。
「今日は満席が予定ですので、なるべく奥からお詰めください」
でも開演したときには、客席は結構空いてた。
キャンセルした人が多かったのかなあ。なんとなく寂しい。

芝居のほうは、先の気合入れ同様テンション高かったです。
そのテンションの高さだけで笑えました。

木村伝兵衛役の平澤有彩(なんて読むの?)が素晴らしかったです。
もうファンになっちゃいました。
ただその他の三人の俳優さんが、こういったらなんですが、正直いうと僕にはちょっぴり痛々しく感じられました。テンションあげようあげようとしてるんだけど、そのあげかたがその俳優個人のあげかたではないような気がして。
主役の女優にひっぱられてるだけっていうと厳しいですが、そんな感じがして。
なんというか。やっぱり痛々しかったです。

つかこうへいの台本に共通すると思うのですが、ネタ的に古いものがある。
今回の『売春捜査官』にしても、宅配便が隣の人に預けられるなんてことはいまどきないと思うのだけれども。シークレットブーツが宅配便で隣家に預けられるのを心配するとか。
いや、なんか、古いなあと。
集団就職の話題も出てましたっけ?
つかこうへいの台本は、常にリニューアルしないと、古くさ~い感じになってしまう。

テンション高い芝居が最初は面白いのですが、ずっと一本調子なので、そのうち飽きてしまう。
でもってついコックリしてしまう。
ぼくは最前列で観ていたのですが、左隣のひとは結構長い時間寝てました。
右隣の人も、ちらっと観たときコックリしていたような。
そういうぼく自身も眠たくなって、急いでカバンからBLACK&BLACKを取り出して。
もうちょっと緩急をつけるなりして、飽きさせない工夫が欲しいかなあ。

それから個人的に泣く演技は嫌いです。
泣いてるのを堪えてるみたいな演技。
そんなに頑張らなくても。

それからそれから二人が向かい合って、テンションあげてセリフを言ってるとき。
両腕がだらん横にぶらさがったままで。動きがなくて。
翼をもがれた鳥が向かい合って、叫んでいるような印象。
もっとなんとか出来ないのかなあと。

そういう意味で退屈な部分もあった。
でも、テンションの高さだけで笑えたのはよかったです。

0 件のコメント:

コメントを投稿