日曜日のマチネ。
シアター風姿花伝にて。
目白から歩いて、15分くらい?
雨の中、歩きましたとも。
歩くの、大好き。
今年最後の芝居見物だ。
観客席の前方、真ん中部分には、椅子がなく、大きな空間がとられている。
ここで何かあるのかな。
ひょっとしたら、そこで踊る?
いや、踊りはなかったけれども、出退場に頻繁に使われていました。
主役の大村正康さん。怖かったです。
やくざの役で、身体も大きいし。なんか気に食わないことがあるとすぐに暴力的手段に訴えてきそう。
ぼくは通路側に座っていたので、出退場する大村さんが頻繁にすぐ横を通り過ぎる。
ときどき眠くなって、眼を閉じていたときがあるので、そんなときに大村さんが近くを通ると、
「しまったあ、殴られる!」と思ったものです。
ま、冷静に考えればそんなことはあり得ないけど、身体的危機をまったく感じないわけにも行きませんでした。
本編の前に、芝居仕立ての長い前説があって、キャバクラ嬢に扮した女性三人が、客いじりをしてました。
正直いって、本編よりも、こっちの前説のほうが面白かったぐらいで。
本編になると、みなさん、大人しくなって、硬くなってるなあという印象でした。
舞台が遠くに見えました。
脳に障害のある(?)知恵遅れの青年と、やくざが出会って、ちょっとした交流がある、というような話の展開でした。
その知恵遅れの青年は、あれ、なんだっけ、ダスティン・ホフマンが映画で演じたやつ。
『レインマン』か。あれを連想しました。
既視感があると、つまらなく感じるもので、、、
もっと違う演じ方がなかったかなあと。
いや、演技はすごく上手だったのですが。
そもそも設定として知恵遅れでなくてもいいんじゃないのか。
知恵遅れ=純真=無垢なもの、っていう方程式がわかりやすすぎて、魅力的ではなかったかも。
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