昨日は、午後から40CARATの劇団アトリエで、大道具の制作手伝いだったよ。
発泡スチロールでレンガをつくったり、
鏡が割れても平気なように透明シートを貼ったり、
その他いろいろと。
こういう作業は久しぶり。楽しく作業できました。
夜は、通し稽古。これまでと違うのは、渡辺勝さんが音を作ってきてくれて、場面ごとにそれが流されたこと。
音が入ると、また全然違いますね!
今回は、俳優、西山康平について研究してみようかと。
悩める青年を演じています。
こんな感じの人。
ほらね。悩んでます。芝居の始まる前から。なんか、わけもなく悩んでます。
いや、きっとわけはあるんでしょうが。
ちゃっかりストーブの近くで悩んでます。きっと偶然なんでしょうけどね。
みんな悩んでいる。けれども、特にこの人は悩んでいるみたいです。
いったい何に悩んでるんでしょうね。
ぼくにはさっぱりわかりません。
出だしから、暗ーい雰囲気で、ぼんやりしてます。
なんかあったんでしょうかね?
「冷蔵庫のマミー飲んだの、母さんでしょう」
「ちょっとぐらい飲んだっていいじゃないの」
「急いで帰ってきたのに。マミー飲むのが楽しみで、急いで帰ってきたのに!」
子供だ!まるっきり子供だ!
でも、自分の顔を白く塗り潰しちゃったりする。
おちゃめな性格でもあるのです。
ふーん。
「こうして塗り塗りすると楽しいんですよ。ねっ?」
「止めたほうがいいですよ。そんなこと。大人のすることじゃない」
「なんだよ、あっち行けよ。お前の知ったこっちゃない!」
やっぱり子供だ!
「あれあれあれ? なんか臭うぞ。おならしたのは誰かなあ?」
「……」
好きな娘に嫌味なことを言って、嫌われたりもします。
しかも小学生レベルのちょっかいの出し方。
そりゃ、怒りますよね。若い女性に向かって。
不器用ってことなんですかね?
あとで仲直り。
「ごめん、おならのことでからかったりして。本当にゴメンナサイ」
「いいのよ、そんなこと気にしないで。でも、もうからかわないでね。約束よ。さつまいもも贈らないでね」
反省はしてるみたいです。でも、どこかうわの空なんです。
もうヤケなんですかね。
踊り狂ったりもしています。
眼つきが、人間じゃないようだったりしました。
怖いですね。
みんなも観たくなったでしょう?
この人、これからどうなっちゃうのかって。
なんというか、怖いもの見たさっていうかさ?
やばいものを覗き見したいっていうかさ。
だから、よろしく。
40CARAT 『フ揃イナ哀シミノ旋律タチ』
以上、西山康平さんでした。
ぱちぱちぱちぱち。
0 件のコメント:
コメントを投稿