土曜の昼、観劇しました。
中野MOMOにて。
円形のシンプルな舞台と棒を使った演出が面白かった。
円形の舞台は、最初はなんにもないと思っていたのに、照明が当たり方で石を敷き詰めた通りのように見えたり、室内見えたり。
棒をうまく使って、男が螺旋階段を疲れた足取りで歩くのを表現したり。
黒いシンプルな舞台が、いろいろな表情を見せてくれました。
俳優の動きも工夫されていました。
ストップモーションっていうんですかね、動きの速度を変えて、ゆっくり動いたり、突然くるりと回転してみたり。
そういう動き方の演出も面白かったです。
『クリスマスキャロル』の脚色です。でも原作の単純なハッピーエンドみたいな雰囲気ではなく、もうすこし複雑にアレンジされていました。
そのアレンジの仕方も、すごく上手でした。
途中、ゴーストが自分の正体を明かすところで、どばーっと泣いて、それから最後の場面でも涙を誘いました。
あれですよね、素直に泣けるものは面白いし、気持ちもいいですよね。
観に行ってよかった。
すごく寒い日。
外出するのは億劫だなあ。
やっぱり行くの止めようかなあ。
でも、やっぱり行こ。
観に行って、ほんとによかった。
素晴らしかったです。
ただ途中で、退屈もちょっぴり感じました。
なんでかなあ。
会話が単調に感じた部分があったからなのか。
自分でもよくわかりません。
でもすぐに上記のゴーストが自分の正体を明かす場面になって、どばーっと涙が出てきて、それ以降は退屈を感じることはありませんでした。
次の上演は、来年の7月らしいです。
次は『宝島』の翻案。
いまから楽しみです。
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